資生堂は10月1日、美容部員の呼称を“ビューティコンサルタント(以下、BC)”から“パーソナルビューティパートナー”に変更する。呼称変更は1990以来の32年ぶり。これを機に制服も一新し、全14アイテムを用意し計120通りのバリエーションが可能となる。私服のアレンジや足元アイテムの選択もでき、一人一人の個性を生かしたコーディネートが楽しめるようになる。
同社は創業150周年を機に、美容部員が「美」をリードする存在として美しくなる方法を伝える“BC”から、お客さまのなりたい「美」を一緒に創り上げる“パートナー”へ進化する。“パーソナルビューティパートナー”という呼称は全国のBCからの公募で選び、“お客さま一人一人に寄り添い「自分らしい美」を一緒に創り上げるパートナー”という意味を込めている。呼称変更の対象BCは、国内の化粧品専門店・GMS・ドラッグストア・HC・一部デパートに入店する約7000人。
今回を機に、これまでの統一感のある制服を一新。「Friends -友達と会う時のようなおしゃれマインドで、自分らしく、美しく。-」をコンセプトに、ジャケット2種、カーディガン1種、インナー5種、ボトムス4種、ワンピース2種の計14アイテムを用意した。同社のシンボルカラーの赤を基調としたリボンモチーフのブローチをコスチュームの共通アイコンとすることで、“パーソナルビューティパートナー”であることを示す。
また着用期間を終えた制服は、2009年から採用する100%再生利用可能なケミカルリサイクルでエコ処理対応を行う。
同社の美容部員の原点は1934年の“ミス・シセイドウ”から始まる。当時、美の伝道師として憧れの職業となり、以降、美容のプロフェッショナルとして時代に合わせて進化を遂げてきた。