朝晩に肌寒さを感じることも徐々に増え、いよいよ秋服が気になり始めるこの頃。村上要「WWDJAPAN」編集長にも秋冬用に購入したコレクションが続々と到着しているようです。1シーズンに3ケタ万円をファッションに費やすという編集長が、特に着るのを心待ちにしているアイテムを紹介します。
「カラー」の
真っ赤な“カラー”のダッフルコート
1 / 4
「まずは、私のワードローブの“常連組”から紹介しましょう。ちょっと肩入れ気味の『カラー(KOLOR)』では、PRスタッフの『(デザイナーの)阿部が一番気に入ってるんですよ〜』の言葉を『ですよね〜』と信じて、真っ赤なダッフルコートを購入。巨大なトグル、アシンメトリーの裾、そしてオーバーサイズ。今シーズンもベーシックのアレンジが潔い!自転車通勤にも使えそうな、コートの割にショートな丈の長さも気に入っています」
「サカイ」の
ショートパンツにぴったりのブーツ
1 / 3
「『サカイ(SACAI)』は他にもいっぱい買っちゃったのですが(苦笑)、今シーズンは超モコモコのブーツまでゲットしました!実は私、『ファッションは楽しい』『だから、この人は元気いっぱい』と思ってもらいたくて、冬でもショートパンツを履く変わり者。40歳くらいまでは平気だったのですが、年のせいか、自転車通勤で風を受けるせいか、最近はツラくなっていました。このブーツがあれば、今年の冬はレギンスなしでも大丈夫!? 」
「オーバーコート」の
起毛ツイードのミニマルジャケット
1 / 3
「『オーバーコート(OVER COAT)』は、いつもシーズンの終わりに『結局、一番活躍したな』というアイテムを提案してくれる、頼もしい存在です。この秋冬は、ボックスシルエットながら、少しコンパクトになった起毛ツイードのジャケットをお買い上げ。ボタンが見えない、比翼のデザインでミニマルに仕上げています。オーバーサイズからスリムへ、カジュアルからエレガントへ移行しつつある、今にピッタリ!年末年始の社長取材のお供です」
「トッズ」の
厚底ローファー
1 / 3
「久しぶりに展示会に行って、『トッズ(TOD’S)』がなんだかいいカンジになっているのに驚きました(←失礼!)。先行してウィメンズが、定番感とモダン感の絶妙なバランスにたどり着いた印象ですが、この秋冬はメンズもなかなか。厚底ローファーは、『トッズ』のTでもあり、タイムレスのTでもある装飾が控えめな存在感を放ちます。白状すると、久しぶりの革靴。ローファーを履きたいから、ワードローブがフォーマルにシフトする可能性大です」
「セオリー プロジェクト」の
モッズコート
1 / 4
「『ランバン(LANVIN)』のメンズを手掛けていた頃、クリエイションも、人柄も大好きだったルカ・オッセンドライバー(Lucas Ossendrijver)が『セオリー(THEORY)』でカムバック!ミニマルながら、絶妙なシルエット、ウォッシュドサテンという『ランバン』時代を知る人間からすると“胸アツ”過ぎる素材選びなどの理由で、モッズコートを購入です。『踊る大捜査線』で憧れてから十数年(?)、青島俊作ばりに、ガバッと羽織って、ファッションシティーを駆け抜けます」
「ジュンヤ ワタナベ マン」の
ジャミロクワイブルゾン
1 / 3
「『踊る大捜査線』世代は、ジャミロクワイ(Jamiroquai)世代でもあります(笑)。『ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)』のジャミロクワイシリーズは、買わないワケにはいかないでしょう。巷では『瞬殺』とのウワサもありますが、根性でゲット!もちろん、胸のワンポイントが一番のお気に入りですが、あえてのオーバーサイズもドキドキ・ワクワクしています。結局、自転車通勤で一番着用するのは、コレだろうな。“エア・ヴァーチャル・インサニティー”しているのは、言うまでもありません(笑)」
「ヒロココシノ」の
オートクチュールコート
1 / 3
「今シーズン最後のニュースは、ついに、オートクチュールに手を出した!ことです(笑)。『ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)』のオートクチュールショーにお招きいただき、その迫力と、ちゃんと確立しているビジネスに度肝を抜かれた夏からしばらくしたら、ヒロコ先生のアトリエで仮縫いに臨んでいました(笑)。完成したノースリーブコートは、まさにシンデレラフィット!今さらですが、オートクチュールって、スゴいんですね!」