「ティファニー(TIFFANY & CO.)」はこのほど、年に一度発表している最高峰のハイジュエリーコレクション“ブルー ブック(Blue Book)”の最新作、“ブルー ブック 2022 : ボタニカ(以下、ボタニカ)”を東京・九段ハウスで披露した。「WWDJAPAN」が撮影した動画には、日本での発表を記念した一夜限りのガラパーティーの様子も収録。会場の綱町三井倶楽部には、同ブランドのグローバルアンバサダーを務めるBLACKPINKのロゼ(ROSE)や「ティファニー」ジャパンフレンドの三吉彩花らが集い、年に一度の新作発表の場を華やかに彩った。
真っ白なドレスに身を包んで登場したBLACKPINKのロゼは、新作“ボタニカ”コレクションから、シュランバージェ作品の“フラワー&リーフ”ネックレスと、“ダイヤモンド スティッチス”ブレスレットを着用。計63.43カラットと41.81カラットのダイヤモンドと共に輝きを放った。三吉彩花は、タンポポに着想した1.22カラットの希少なピンクダイヤモンドをあしらったリングなど、総額6億円以上のジュエリーをまとった。「年齢と共にハイジュエリーに親しみを持ち始めているが、まだ背筋が伸びる感じがする。人生の特別なときに着用したい」と三吉。他にも、寺島しのぶや滝沢眞規子、窪塚洋介、町田啓太、UTA、齋藤飛鳥、吉岡里帆の計9人が、レッドカーペットならぬブルーカーペットに登場し、新作の発表を祝福した。
テーマは自然界の花々
2022年新作“ボタニカ”
最新作“ボタニカ”は、植物のタイムレスな美しさを讃えたコレクションだ。蘭やタンポポ、藤、アザミなど、「ティファニー」が長年にわたってインスピレーション源にしてきた植物の美しさに、新たな価値観を加えて再解釈。最高品質のダイヤモンドとカラージェムストーンを用いたジュエリーだ。
会場の九段ハウスは、フラワーアーティストの東信が緑あふれるスペースに演出した。そこに、あらゆる植物をモチーフにしたハイジュエリーが並び、来場者を別世界の庭園のような空間へと誘った。「ティファニー」の伝説的デザイナーであるジャン シュランバージェ(Jean Schlumberger)の作品からは、繊細なディテールと大胆な立体感の“フラワー&リーフ”ネックレスや、ダイヤモンドとターコイズ、オパールといった、同氏ならではの意外性のある宝石の組み合わせで植物の美しさを表現したピースが並んだ。シュランバージェの代表作の一つ“バード オン ア ロック”のブローチには、トルマリンやアメジスト、タンザナイト、アクアマリンといった貴重なジェムストーンをあしらい、独特な色彩で魅了した。
他にも、「ティファニー」創業者の息子ルイス・コンフォート・ティファニー( Louis Comfort Tiffany)が手掛けた、色鮮やかなステンドグラスをオマージュしたジュエリーや、ブランドのアーカイブに保管しているアイリスやポピー、チューリップなどをモチーフに、手作業で成形した花びらを精巧なエナメル技法で彩色したジュエリーなどがそろった。いずれも職人の手作業による繊細な装飾で、同ブランドが誇るクラフトマンシップを、映像を通じて見ることができる。さらに、「ティファニー」史上最大級となる80カラット超の“エンパイア ダイヤモンド”をセットしたネックレスも特別公開した。