「ニナ リッチ(NINA RICCI)」は、新たなクリエイティブ・ディレクターにイギリス系アメリカ人デザイナーのハリス・リード(Harris Reed)を任命した。今年2月に退任した、ルシェミー・ボッター(Rushemy Botter)とリジー・ヘレブラー(Lisi Herrebrugh)前アーティスティック・ディレクターの後任となる。
リード新クリエイティブ・ディレクターは、1996年生まれの26歳。2020年にロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校(Central Saint Martins, University of The Arts London)を卒業した後、自身のブランド「ハリス リード」を立ち上げた。21-22年秋冬シーズンにコレクションデビューし、そのジェンダー・フルイド(流動的)でデカダンなデザインが注目を集めた。また、「ヴォーグ(VOGUE)」20年12月号の表紙を飾ったハリー・スタイルズ(Harry Styles)のスタイリングを手掛けたことで一躍有名に。21年10月には、「アースショットプライズ(THE EARTH SHOT PRIZE)」の授賞式に出席したエマ・ワトソン(Emma Watson)が「ハリス リード」のドレスを着用している。「ニナ リッチ」での初コレクションは、23年初頭に発表する予定。
リード新クリエイティブ・ディレクターは、「長い歴史を持ち、グラマラスでパワフルなものでいっぱいの宝箱のような『ニナ リッチ』に加わることができ、とても光栄に思う。このアイコニックなメゾンで、ファッションとビューティにおけるフェミニンさとは何かについてチャレンジすることを楽しみにしている」とコメントした。