アルマーニ グループ(ARMANI GROUP)と、世界最大のアイウエア企業であるイタリアのエシロールルックスオティカ(ESSILORLUXOTTICA)は、2013年に締結したライセンス契約が22年末に終了するため、契約を更新した。新たな契約は23年1月1日付で有効となり、期間は15年。
両社が初めてライセンス契約を結んだのは1988年のこと。ルックスオティカ(当時。2018年にフランスのレンズメーカー、エシロールと合併)は「ジョルジオ アルマーニ」との契約が転機となり、以降は「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」「ブルガリ(BVLGARI)」「シャネル(CHANEL)」「プラダ(PRADA)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「バーバリー(BURBERRY)」「ティファニー(TIFFANY & CO.)」など多くの一流ブランドとライセンス契約を締結し、事業を拡大した。
ジョルジオ・アルマーニ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「私は常に信頼のおけるパートナーと長期的な契約を結び、協業してきた。エシロールルックスオティカとの関係は、個人としての敬意とプロフェッショナルな判断に基づいており、時に困難な選択もあったが、私の道筋の礎となった重要なものだ。今回の契約更新は互いへの忠誠心の証であり、さらなるイノベーションにつながるものとして誇らしく思っている」と語った。
エシロールルックスオティカのフランチェスコ・ミレリ(Francesco Milleri)会長兼CEOは、「ジョルジオと当社の創業者であるレオナルド・デル・ヴェッキオ(Leonardo Del Vecchio)はいずれも起業家精神に富んでおり、品質とイノベーションへの情熱という共通項がある。彼らが始めた旅路を、今後も続けていけることをうれしく思う」と述べた。なお、故デル・ヴェッキオ氏は、22年6月27日に87歳で死去している。