「バーバリー(BURBERRY)」は28日、リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)=チーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)が9月末で退任することを発表した。これに伴い、新たなCCOにダニエル・リー(Daniel Lee)を任命した。同ブランドによれば、リー新CCOは10月3日に「バーバリー」に加わり、初コレクションは2023年2月に行われるロンドン・ファッション・ウイーク中に発表するという。
「バーバリー」は、ティッシCCOとの契約が23年初めに満了を迎えるため、その後任を探すべく複数のデザイナーとコンタクトを取っているとの憶測が9月初旬ごろから広まっていた。その際、21年11月に突然「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のクリエイティブ・ディレクターを退任したリー新CCOの名前も候補に挙げられていた。
ジョナサン・アクロイド(Jonathan Akeroyd)=バーバリー最高経営責任者は、「リカルドは『バーバリー』がラグジュアリーブランドとして再ポジションニングするに当たり、極めて重要な役割を果たしてくれた。ブランドをモダンにアップデートし、新世代の顧客をもたらしてくれた。『バーバリー』を代表し、心からの感謝を伝えたい。後任となるダニエルは卓越した才能の持ち主であり、現代のラグジュアリー消費者を独自の視点で理解している。商業的な成功を収めてきた高い実績もあり、『バーバリー』の将来的な展望に貢献してくれるものと確信している」と語った。
リー新CCOは、「英国の伝説的なラグジュアリーブランドである『バーバリー』のエキサイティングな次章をチームと共に作っていけることを、そしてリカルドのレガシーを受け継いでいけることを、大変うれしく思っている」と述べた。