ドイツの高級アクセサリーブランド「モンブラン(MONTBLANC)」は、元サッカー・フランス代表選手で現在は指導者として活躍するジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)とのパートナーシップ契約を結んだ。ジダンは今後“マークメーカー”として、筆記具とレザーグッズのほか、メンズのフレグランスライン“モンブラン レジェンド”のキャンペーンにも登場する。
ニコラ・バレツキー(Nicolas Baretzki)=モンブラン最高経営責任者(CEO)は、今回の契約について「ジネディーヌ・ジダンは、スポーツ界ばかりでなく、国際舞台にもすばらしい影響を与えている究極の“マークメーカー”だ。ジダンは、“つき動かされるものに従ってひたすら進むことが、人生に達成と成功をもたらす”ことを、自身の生き様で証明している」と説明。一方ジダンは、「『モンブラン』は、筆記の力を通じて他者にアイデアや思考を伝えることの大切さを信じる、文化と高品質を誇るメゾンだ。これは、父と家族から受け継いだ価値観や文化から恩恵を受けてきた私が共感し、自身でも伝えていこうとしている信念でもある。あまり知っている人はいないと思うが、実はノートに毎日メモをとっている。書くのはサインだけだと思われていたら心外だ」と、ジョークを交えたコメントを発表している。
ジネディーヌ・ジダンは、1972年フランス・マルセイユ生まれ。現役時代は、攻撃的ミッドフィールダーとして司令塔の役割を果たし、ワールドカップや欧州選手権、チャンピオンズリーグなどの主要タイトルを全て獲得。1990年代後半から2000年代前半にかけて、“世界最高のサッカー選手”と称された。引退後は指導者の道に進み、レアル・マドリードで監督を務めた16~18年には、史上初となるチャンピオンズリーグ3連覇を成し遂げた。