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「イソップ」が日本初の“クィアライブラリー”を開催  LGBTQIA+関連の書籍を無償提供

 「イソップ(AESOP)」は10月、日本初となる“イソップ クィアライブラリー”を東京と大阪で開催する。クィアコミュニティの声を広げることを目的に、LGBTQIA+に関連した書籍の無償提供やアート作品の展示など「クィア分野でクリエイティブなインスピレーションを求める人たちのための企画」を用意する。東京は10月12〜16日に新宿店で、大阪は10月20〜24日に心斎橋店で実施する。

 今回のテーマは“広がる物語、始まる新章”を掲げ、クィアの体験をアートや文学などを通じて共有する行為が、クィア(性的少数者)を表現していくことやエンパワメントなどに対していかに役立つかを探求する。

 LGBTQIA+にまつわる書籍は、セクシュアルマイノリティを題材にした小説について語る「読書サロン」を主宰する安田葵氏が選書。「イソップ」の“読書愛好家”による案内のもと、来場者は好きな本を無料で持ち帰ることができる。さらに、世界中のおすすめLGBTQIA+スペースや体験を特集したシティガイドなども用意する。

 このほか、中国系アメリカ人のクィアアーティスト、ジェフリー・チャン(Jeffrey Cheung)が「イソップ」のために制作した作品も展示する。

 “イソップ クィアライブラリー”は、「クィアについて語り合うことは一人一人に勇気を与え、コミュニティやその仲間たちを束ねていく力、すなわち変革の力がある」と信じて、2020年からスタートした企画。これまで、ニューヨーク、ロサンゼルス、トロント、ロンドン、ベルリンで開催し、今年は日本に加え、香港、台北、台中で開催する予定。

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