「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、TwitterやFacebook、Instagram、そしてTikTokをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。今回は、ニューヨーク・ファッション・ウイークで、K-POPスターがモデルを務めた話からスタート!
> NCTのジェノがオープニングに登場! 「ピーター ドゥ」2023年春夏コレクション
ソーシャルエディター津田:つい先日、ニューヨーク・ファッション・ウイークで「ピーター ドゥ(PETER DO)」がファッションショーのファーストルックのモデルに韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメント所属のK-POPグループ NCT DREAMのメンバー、ジェノ(JENO)を起用しました。フロントローなどにK-POP スターが登場することはよくありますが、オープニングを飾る事は大変珍しくSNS上でも話題になっていました。
> 2022年「メットガラ」のベストルックは誰? 米「WWD」が選ぶ “金ピカ時代”ファッション
この背景には、5月の「メットガラ(MET GALA)」で、NCT 127のジャニー(Johnny)に「ピーター ドゥ」がカスタムメイドのスーツを提供し、その後SMエンターテインメントとパートナーシップ契約を締結したという背景があります。大手芸能事務所とコレクションブランドの業務提携自体珍しいですよね?そして「ピーター ドゥ」は今回、メンズウエアに初挑戦。話題性は十分です。実際、このコラボはSNS上でもインパクトを残し、K-POPファンには「ピーター ドゥ」を、逆に「ピーター ドゥ」のファンにはNCTを知ってもらう良い機会になったと思います。
村上さんはこういった業務提携やコラボレーションなどにより、ファッションショーにモデルではなく、俳優やアーティストなどが増えていくと思いますか?
記者村上:絶賛パリコレ取材中ですが、正直芸能人やセレブがランウエイショーのモデル、特にファーストルックのような重要な役割に抜擢されるケースは少ない気がしますね。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。