ファッション

新生「ミッソーニ」は、ボディコンシルエットで若々しくセクシーに大転換 限定的なスタイル提案が課題

有料会員限定記事

 2022年3月に就任したフィリッポ・グラツィオーリ(Filippo Grazioli)=クリエイティブ・ディレクターの手掛ける新生「ミッソーニ(MISSONI)」は、23 年春夏ミラノ・ファッション・ウイークでランウエイデビューを果たした。フィリッポはクリエイティブ・ディレクターの経験はないものの、「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela、現メゾン マルジェラ)や「エルメス(HERMES)」でキャリアを積み、リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)の手掛ける「ジバンシィ(GIVENCHY)」と「バーバリー(BURBERRY)」では右腕を務めていた人物。すでに6月には23年プレ・スプリング・コレクションをルックブックで披露し、すっきりとしたシルエットで新たなビジョンを垣間見せていたが、今回のデビューには大きな期待が寄せられた。

 初のショーで、フィリッポがフォーカスしたのは、ボディコンシャスなシルエット。縦のラインが際立つひざ丈〜ロング丈もしくはマイクロミニ丈のノースリーブドレスやスカートを軸に、かなり若々しくセクシーなイメージへの転換を図った。フルレングスのパンツを合わせているルックもあるが、中心となるのは、腰や腿まで入った大胆なスリットや大きく開いた背中と透け感のある素材使いで、肌見せを大いに楽しむスタイル。インナーにはニットのボディースーツや水着のショーツのようなアイテムを合わせ、コンパクトなシルエットのカーディガンはボタンを全て閉めてトップスのように着こなす。一部のドレスは、ノット(結び目)のデザインがアクセントになる。

この続きを読むには…
残り420⽂字, 画像13枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

MISSONI x ファッションの記事

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。