ビューティ

LVMHフレグランスブランズが採用時の性別記載や写真添付を廃止 グループのコスメブランドでは初

 「ジバンシイ(GIVENCHY)」「ケンゾー(KENZO)」を展開するLVMHフレグランスブランズは、採用活動のプロセスで応募者がエントリーする際に提出する履歴書などの書類において、性別、婚姻状況、生年月日の記載や写真の添付を求めない取り組みを9月から開始した。インクルーシブな雇用の強化が狙いで、LVMHグループのコスメティックブランドでは初めて。応募する側の心理的不安を減らし、アイデンティティーと多様性を尊重した採用プロセスを推進する。

 LVMHグループは2018年3月にグループ全体のダイバーシティとインクルージョンの取り組みを策定。「ジバンシイ」では21年から2年連続でプライド月間におけるLGBTQIA +活動を支援しており、NFT(非代替性トークン)アート作品を制作し、売り上げをLGBTQIA +の若者(15〜30歳)を支援するフランスの団体「ル・マグジュン」に全額寄付している。日本でも「ジョブレインボーLGBT仕事博 2020」に出展するなど、ジェンダー平等やLGBTI +権利、多文化共生、障がい者雇用等、多様性を前提とする採用方針を発信している。

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