香港のアート&カルチャーセンター「K11 MUSEA」は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum、以下V&A)と協業したファッション展覧会“クチュールへの愛:時を超えたファッションの職人技(The Love of Couture: Artisanship in Fashion Beyond Time)”を12月8日〜2023年1月29日まで開催する。
同展では、香港の著名なプロダクションデザイナーであるウィリアム・チャン・スクピン(William Chang Suk-ping)のほか、東アジアの若手ファッションデザイナー6人が参加する。参加デザイナーは、LVMHプライズ2022のセミファイナリストに選出された中国のユエチ・チ(Yueqi Qi)、「ウインドーセン(WINDOWSEN)」を手掛ける中国のセンセン・リイ(Sensen Lii)、セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)在学中から注目を集めていた香港のセリーヌ・クワン(Celine Kwan)、「ミス ソーヒー(MISS SOHEE)」のクリエイティブ・ディレクターを務める韓国のパク・ソヒ(Sohee Park)、日本からは小泉智貴「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」デザイナーと岡﨑龍之祐「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」デザイナーが参加する。
6人のデザイナーは、V&A が所蔵するイギリスとフランスのウィメンズウエアの歴史的アーカイブからインスピレーションを得て、東アジアのテイストを醸し出した新しいクチュールを製作し、同展で展示する。また、香港初公開のものを含む、V&Aが所有する1830〜1960年代のアーカイブも一般公開する。