三陽商会は6日、2023年2月期の業績予想を上方修正した。修正後は売上高566億円(当初予想は560億円)、営業利益16億円(同12億円)、純利益14億円(同9億円)を予想する。上期(3〜8月期)の業績が堅調に推移し、値引き販売の抑制などが利益の底上げにつながった。バーバリー事業の終了後、7期ぶりの黒字見通しとなる。
同日発表した上期(3〜8月期)業績は、売上高が254億円、営業損益が3億1700万円の赤字、純損益が2億4600万円の赤字だった。会計基準の変更に伴い、前年同期との比較はできないが、売上高、利益ともに計画値を上回った。プロパー消化率の改善などによって粗利益率が3.1ポイント改善した。