ファッション

ユニクロが“ヒートテック極暖”をアウターとしても着られるようアップデート 値上げによる離反防ぐ

 「ユニクロ(UNIQLO)」は2022-23年秋冬、吸湿発熱の機能性インナー“ヒートテック”を98型販売する。通常の“ヒートテック”の価格は昨年から据え置きの990円(税込)だが、1500円から1990円への値上げを発表している“ヒートテック極暖(以下、極暖)”では、「見せる極暖」としてインナーとしてだけでなくアウターウエアとしても着こなせるアイテムを導入。値上げする分、付加価値も高めて客にアピールする。

 ウィメンズの“極暖”では、リブのカットソー感覚で着ることができ、さまざまなスタイリングに生かせるクルーネックトップスとタートルネックトップスを新たに企画した。黒や白といったベーシックカラーに加え、鮮やかな赤やピンク、グリーンといった豊富なカラーをそろえる。メンズの“極暖”では、表面がワッフル組織になったクルーネックトップスを企画。どれも肌にあたる面は綿100%にしている。

 “極暖”と同様、1990円から2990円への値上げを発表している“超極暖”は、肌にあたる面を起毛させた新素材にアップデートした。また、“極暖”“超極暖”は、汗などの匂いを抑える消臭機能も新たに盛り込んでいる。

 メンズでは“ヒートテック”の中綿を使ったキルティングブルゾン(5990円)も初めて企画。ほかに“ヒートテック”ファミリーとしては、ソックスやニットキャップ、グローブ、パデッドマフラー、タックパンツ、寝具などをそろえている。

 「見せる極暖」の価値を伝えるため、俳優の安達祐実と3人組モデルユニット、OUR’sを起用したビジュアルを作成し、“極暖”をアウターウエアとして取り入れたさまざまなスタイリングを発信している。

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