ブラジルの名門サッカークラブ、コリンチャンス・パウリスタ(Corinthians Paulista)が発表した「ナイキ(NIKE)」の新ユニホームが、サッカーファンを中心に話題を集めている。
新ユニホームは2022-23シーズンの3rdユニホームで、全面に“これがコリンチャンスです。”という日本語を、手書き風の文字で縦書きにプリントしている。クリームカラーがベースで、ほかにも選手名をカタカナで表記し、襟の内側には日本国旗も施している。この日本を着想としたデザインは、12年に行われたクラブチーム世界一を決める大会「FIFAクラブワールドカップ(FIFA Club World Cup)」で、コリンチャンスが12年ぶり2度目の優勝を決めた際、開催地が日本だったことに由来する。このクラブ世界一の栄冠から10周年を記念し、製作したという。
サプライヤーの「ナイキ」は、これまでコリンチャンスの3rdユニホームで、クラブの大ファンだったF1レーサーの故アイルトン・セナ(Ayrton Senna)に捧げたものや、ブラックライトを当てると一部が青く光るものなど、斬新なデザインをたびたび発表している。
コリンチャンス・パウリスタは、ブラジル・サンパウロで1910年に創設。“サッカー王国” として知られるブラジル国内でもトップクラスの人気を誇る強豪クラブで、これまでにリバウド(Rivaldo)やロナウド(Ronaldo)、アレシャンドレ・パト(Alexandre Pato)、ウィリアン(Willian)、カルロス・テベス(Carlos Tevez)ら多くの代表選手を輩出。また、1963~67年にはサッカー評論家のセルジオ越後も所属していた。