パタゴニア日本支社は26日から、関西、東海、関東圏のサーフエリアを訪問するリペアプログラム“ウォーン ウエア(WORN WEAR)”サーフツアーを実施する。
パタゴニア サーフ大阪/アウトレットを皮切りに、パタゴニアの修理スタッフがリペアトラック「つぎはぎ」で全6カ所を巡り、破損したウェットスーツ、ボードショーツやラッシュガード、サーフハットなどの海を楽しむためのウェアを修理する。パタゴニアのウェア以外もブランドを問わず無料で修理を受け付ける。そのほか、リペアパッチやボンドを使った穴や破れの補修などミシンを使わない簡易的な修理を自ら体験する機会も提供。リペアキットの販売も行う。受け付けは1人につき1アイテム。パタゴニアスタッフによる修理サービスは予約優先だが、当日枠も設ける。
廃材を再利用して作られた「つぎはぎ」は、今回のツアーからバイオディーゼル車に仕様変更した。地域コミュニティから回収した使用済みの植物廃油を「つぎはぎ」付属のフィルターで濾過して燃料タンクに注入し、走行時の燃料として使用。そうすることでCO2排出の約98%をオフセットする。修理に使用するミシンや照明も全て「つぎはぎ」に搭載したソーラー発電パネルによる太陽光発電でまかない、梱包資材などはアップサイクルされた再利用可能なものを使用。サービス提供時に端切れや糸くずなども分別や計測を徹底し、可能な限りのゼロウェイストを目指す。