「ロレッタ(LORETTA)」などのヘアケアブランドを多数展開し、アジアNo.1のクリーンビューティカンパニーを目指すb-exは、29歳以下をターゲットにしたヘアケアブランド「フューズ(WHEWS)」のミニパウチ(全8種、各100mL、各税込1430円)を全国のロフトで11月1日に先行発売する。本格展開はサロン専売品として、来年1月25日からを予定する。消費者により認知をしてもらうために、サロン専売品としては異例の販売戦略をとる。
「フューズ」はシャンプー2種と、トリートメント6種の全8種を取りそろえるヘアケアブランド。「好き」という直感でアイテムを選べるように、6種のトリートメントを人格化。ノエルやレンといった人名をつけることで、毎日使うヘアケア製品に愛着を持って、楽しんでもらいたいという思いを込めた。ターゲットは29歳以下のミレニアル世代後期およびZ世代で、さまざまな髪の悩みにサロンクオリティで対応しながらも遊び心を持ってヘアケアにのぞむライフスタイルを提案する。
開発には若年層から支持を集める29歳以下の次世代美容師6人が協力。配合成分にフェアトレード原料やサステナブルな方法で栽培した原料、天然由来成分などを採用し、髪だけでなく肌や環境に配慮した処方を採用する。
b-exは1975年の創業以来、ヘアケアの総合メーカーとしてサロンで使用・販売するプロフェッショナル製品と、一般消費者向けのコンシューマー製品の製造・販売を行う。インターネットの普及やECの台頭により、近年は商流が複雑化していると分析。さらに、SNSなどを使いこなし情報を取得し、SDGs教育などを受けた新しい感覚を持ち合わせた新世代が消費の中心になりつつあるとし、コロナ禍を経てより安心感を重視した購買行動への変化を感じている。
同社はこういった生活者や時代に合わせた柔軟な対応が美容業界にとって必要と考え、美容商材において新規客獲得のタッチポイントとなるロフトで、新ブランドのミニパウチの先行発売の実施に至ったという。
サロン販売するブランドを一般流通で先行販売するというのは同社にとっても初めての取り組みで、業界でもまれ。12月には大型プロモーション施策も実施予定という。ネットなどで事前に情報を確認してから実店舗などで購入する“ウェブルーミング”などを意識し、U-29世代のユーザーファーストでブランド認知を拡大すべく、取り組みを段階的に行なっていく。