アーティストのサラ・ラビン(Sara Rabin)は、自身初となる個展「ピエロ(Piero)」を10月22日までショップ兼ギャラリーのソルト&ペッパー(SALT AND PEPPER)で開催中だ。
ラビンは1992年生まれ。ニューヨークを拠点に活動していて、ドローイングやデジタルエアブラジを使ったイラストレーションを制作している。鮮やかなカラーパレットが特徴で、2020年に「シュプリーム(SUPREME)」のプリントシャツを手掛けたほか、「ヘブン バイ マークジェイコブス(HEAVEN BY MARC JACOBS)」「サンディー リアング(SANDY LIANG)」「バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)」などともコラボレーションしている。
個展では、2019〜22年に手掛けた28点のデジタルエアブラシ作品が並ぶ。パソコンで制作したアートピースは自然やSFに影響を受けているほか、自身が収集している1980年代のビューティキャンペーンに着想を得ている。なかでも日本人アーティストの作品に影響を受けたものが多いという。
今回の作品について、ラビンは次のようにコメントしている。「デジタル作品に興味を持ったのは小学校のとき。クリックだけでイメージを創ったり、消したりできるソフトウェアがもたらす永遠の可能性に魅了された。デジタルアートはその深みを学べば学ぶほど、クリエイティブでパワフルな気持ちをもたらしてくれる。何度でも失敗を繰り返すことができるデジタルでのモノづくりには、なぜだか乱暴で大胆な気概を感じる」。
■ピエロ
会期:10月22日まで
場所:SALT AND PEPPER
住所:渋谷区恵比寿西2-5-2今村ビル3F
時間:12〜19時(平日)、11〜18時(土、祝日)
定休日:日、月