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「サボン」夏限定製品やヘア、フェイスカテゴリーが好調で7〜9月度売上高2ケタ増

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 今年ブランド誕生25周年を迎えた「サボン(SABON)」は、コロナ禍の中でも売上高が右肩上がりで成長を遂げる。2018年からサボンジャパンを舵取りする畠山喜美恵社長CEOの下、商品カテゴリーの絞り込みやサンプリングの実施、ミニサイズの製品投入など日本市場に即した改革を実施し、それが実を結んでいる。日本上陸15周年を迎える来年に向け勢いを増している。

 7〜9月の商況は前年比2ケタ増で着地した。7月に発売した夏恒例の限定コレクション“ミンティ・スパーク リミテッドコレクション”が好評だった。ブランドが得意とするボディーケアアイテムの洗う(シャワーオイル)・磨く(ボディースクラブ)・潤す(ボディージュレ)の基本3ステップのほか、ジュレマスクやローシャンプーなどひんやり感のあるアイテムをそろえたが、中でも“スパークリング ローシャンプー”が店頭で品薄状態が続いた。「限定コレクションでヘアケアアイテムを販売するのは珍しく、泡立たないシャンプーのため水の使用量を削減できる環境に配慮した点も支持された一因」と川島ゆみサボンジャパンPR&コミュニケーションマネージャーは分析する。サボン ジャパン初のアンバサダーに起用した女優の桜井日奈子が登場したインスタライブも奏功。中目黒の旗艦店サボン アトリエ スパでは同コレクションをイメージしたアイスクリームとレモネード発売し、集客にも寄与した。発売後約1カ月間の全売上高の20%を限定コレクションが占めるほど好評だった。

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