「デュオ(DUO)」などを展開するプレミアアンチエイジングのグループ会社であるプレミア・ウェルネスサイエンスはこのほど、細胞の生まれ変わりに着目したスキンケア「レインカ(REINCA)」(全5品、3520〜6930円)を公式サイトで発売した。来春にはバラエティーショップやドラッグストアでの展開を計画する。
同ブランドのコンセプトは“SKIN & SENCE サイエンスの力で、肌と感性の源に向きあう”。先進皮膚研究から生まれた肌の細胞ケアと、身体感覚の心地よさを追求した五感ケアを提唱する。同社は肌を再生するためには、再生の土台作り(細胞の活性増加)と古い成分の浄化(古く固くなった成分の浄化・分解)、肌を再構築(減少したコラーゲンなどの産生・再構築)が重要と捉え、これらをケアする幹細胞に着目した。東京大学と共同研究を行い、スキンケアに特化した独自の歯髄幹細胞培養上清液「ENGY ステムS」の開発・実用化に成功した。
「ENGY ステムS」をキー成分とした基礎ケア(2層式クレンジングバーム、泡状洗顔料、化粧液、美容液)とスペシャルケアの部分用シートマスクの5品を扱う。代表アイテムの一つである2層式クレンジングバーム“リズムトリートメント デュアルリペアクレンジング”は、異なる二層成分を2週間ずつ使う新発想のスイッチングクレンズ美容を提唱する。メイクを落としながら角質ケアとカーミングケアをかなえ、キメを整え潤い透明感溢れる肌へ導く。美容液“ステムトリートメント デュアルリペアセラム”も2層式で、「ENGY ステムS」をシリーズ最高濃度の7%配合した。そのほかナイアシンアミド3%を含むビタミンブーストを65%配合し、水を使用していない点もポイントだ。乾燥小ジワなどを目立たなくし、潤いのある肌をかなえる。
同社は、グループ会社のR&I(シーズ発掘)、R&D(研究開発)、BD(新事業開発)の各機能を強化・補完する目的で20年12月に設立。ウェルネスサイエンス(健康科学)をベースバリューに、医学薬学の研究者・研究機関と共に共同研究センター「医療科学技術諮問委員会(仮称)」を設立し、基礎研究や臨床試験、知的財産創出、製品開発、事業化とイノベーションが絶えず生み出される好循環の連携を目指している。「確かな品質と求めやすい価格をかなえるため、原料メーカーが実施する原料開発を内製化している」(細山紳ニプレミア・ウェルネスサイエンス社長CEO)のも特長の一つで、今回開発した「ENGY ステムS」は、将来的に他社への供給も視野に入れている。