西武池袋本店は10月28日、本館2階にナチュラルコスメブランドを中心に集約した新たな化粧品売場をオープンする。約20ブランドを展開し、売り場面積は約660平方メートル。若年層をターゲットに、スキンケアからフレグランス、ボディーケア、ヘアケアまでを取りそろえ、“ナチュラルでエコな暮らし”を提供する。
同店によると、2階でAIカメラを活用した顧客分析の実証実験を行ったところ、フロアの来店客が実際の購入層よりも若く、特に30代以下の来店が多いことが判明。そこで、来店客の年代に合わせて品ぞろえの見直しを図り、若年層に支持されているブランドや男女ともに人気の高いブランドを集約した。
新たに「バウム(BAUM)」「サンタ・マリア・ノヴェッラ(SANTA MARIA NOVELLA)」「アスレティア(ATHLETIA)」「イソップ(AESOP)」(11月中旬以降オープン)などを導入。1階の「ジョンマスターオーガニック(JOHN MASTERS ORGANICS)」と「キールズ(KIEHL'S SINCE 1851)」を移設するほか、「ロクシタン(L'OCCITANE)」「メルヴィータ(MELVITA)」「ジュリーク(JURLIQUE)」「リファ(REFA)」、セレクトショップのスタンド バイ オーガニック マーケットをリニューアルオープンする。
西武池袋本店は24年2月期末にかけて、次世代顧客の獲得を重点に置いた全館規模の改装を行う。その一環として、2階の婦人雑貨売り場の設計を見直しており、9月にはアートと雑貨の売り場「アートカプセル」をオープン、11月下旬には、靴やバッグ、革小物などハイブランドの雑貨を取りそろえたプレステージ雑貨ゾーンをオープンする予定だ。