ビューティ
連載 ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望 第92回

Z世代の趣向に合わせ売り場や製品提案に変化

有料会員限定記事

 ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週はZ世代に向けた売り場や製品で新たな消費が生まれる話。(この記事はWWDジャパン2022年10月31日号からの抜粋です)

【賢者が選んだ注目ニュース】
神戸百貨店商戦 阪急は大丸の牙城を崩せるか
化粧ポーチを持たないZ世代「究極のモバイルコスメ」とは?

 神戸阪急が来秋予定の全館リニューアルに向けて順次改装を行っている。JRや阪急、阪神、山陽電鉄、神戸高速鉄道神戸市営地下鉄が交わるターミナル駅立地という優位性を発揮すれば、競合の大丸神戸店に迫る機会づくりも可能だろう。外商が強く、周辺に中華街や旧居留地などの観光スポットがあり、休日に集客する大丸神戸店に対し、神戸阪急の来店頻度は圧倒的に高い。三宮再整備により駅周辺の開発が完成するとますます利用しやすくなり、神戸市の玄関口の1つになる。今回のリニューアルではもともとある集客力を生かすために、Z世代に向けたモードフロアを構築。ラグジュアリーや阪急初のブランドを導入した。さらに先行して改装した食品フロアは品ぞろえが充実。改装後の売上高は目標値に対し1.5倍と早くも成果が表れているという。

この続きを読むには…
残り1462⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。