ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週はZ世代に向けた売り場や製品で新たな消費が生まれる話。(この記事はWWDジャパン2022年10月31日号からの抜粋です)
【賢者が選んだ注目ニュース】
神戸百貨店商戦 阪急は大丸の牙城を崩せるか
化粧ポーチを持たないZ世代「究極のモバイルコスメ」とは?
神戸阪急が来秋予定の全館リニューアルに向けて順次改装を行っている。JRや阪急、阪神、山陽電鉄、神戸高速鉄道神戸市営地下鉄が交わるターミナル駅立地という優位性を発揮すれば、競合の大丸神戸店に迫る機会づくりも可能だろう。外商が強く、周辺に中華街や旧居留地などの観光スポットがあり、休日に集客する大丸神戸店に対し、神戸阪急の来店頻度は圧倒的に高い。三宮再整備により駅周辺の開発が完成するとますます利用しやすくなり、神戸市の玄関口の1つになる。今回のリニューアルではもともとある集客力を生かすために、Z世代に向けたモードフロアを構築。ラグジュアリーや阪急初のブランドを導入した。さらに先行して改装した食品フロアは品ぞろえが充実。改装後の売上高は目標値に対し1.5倍と早くも成果が表れているという。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。