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「ナイキ」がNBAのアービング選手との関係を凍結 反ユダヤ主義的な映画を巡って物議

 「ナイキ(NIKE)」は11月4日、北米のプロバスケットボールリーグNBAのブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)に所属するカイリー・アービング(Kyrie Irving)選手との関係を凍結したと発表した。同選手は反ユダヤ主義的な映画「Hebrews to Negroes: Wake Up Black America」へのリンクなどをSNSに投稿し、物議を醸していた。

 「ナイキ」はアービング選手のシグネチャーモデルを2014年から販売しており、今月には最新モデル“カイリー 8(Kyrie 8)”を発売する予定だったが、これを中止。「当社はヘイトスピーチを容認する余地はないと考えており、いかなる形の反ユダヤ主義をも非難する。このため、カイリー・アービングとの関係を直ちに停止し、“カイリー 8”も発売しないことを決定した。彼がこのような状況を招いたことや、このことが人々に与える影響について深い悲しみを覚えており、大変失望している」とコメントした。

 アービング選手は、同映画へのリンクを自身のツイッターアカウントに、またレンタルできるサイトの画像をインスタグラムに投稿。これが大きな問題となって開かれた会見で、反ユダヤ主義を支持しないことを明言しなかったことから、ブルックリン・ネッツは同選手に5試合の出場停止処分を科した。その後、同選手はインスタグラムに謝罪文を投稿している。

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