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人気美容師エザキヨシタカも認める実力 デザイン性とコスパを兼ね備えた「サロニア」のヘアアイロンの魅力をひも解く

 I-ne(アイエヌイー)が展開する美容家電ブランド「サロニア(SALONIA)」は、今年で10周年を迎えた。「BEAUTY is SIMPLE」をコンセプトに、年齢・性別を問わず使いやすいシンプルかつミニマルなデザインを取り入れ、ユーザーが求める機能に絞り込むことで手に取りやすいリーズナブルな価格を実現。ヘアアイロンやドライヤーを中心に美顔器なども手掛け、美容家電を身近なものにしてきた。「サロニア」の中でもデビュー時から人気を集めるヘアアイロンにフォーカスし、ブランドのもの作りへのこだわりと、人気美容師エザキヨシタカ「グリコ」代表も認める魅力をひも解く。

老若男女問わず“使いやすい”を追求した
「サロニア」のこだわり

低価格なのに美容師目線でも
高クオリティー
「初めての1台にぴったりの
ヘアアイロン」

 「サロニア」のヘアアイロンの魅力を探るため、東京・原宿にある人気ヘアサロン「グリコ(grico)」のエザキヨシタカ代表と、I-neで「サロニア」を運営する廣瀬裕一マーケティング本部ブランドマネジメント部ブランドマネージャー、安達勇樹プロダクトマネジメント本部商品開発部開発リーダーに話を聞いた。プロの美容師目線、開発者目線で見た商品力とは。

WWDJAPAN:エザキさんは「サロニア」にどのようなイメージを持っていた?

エザキヨシタカ「グリコ」代表(以下、エザキ):家電量販店に足を運んだ時に見た、店頭のモニターに流れる動画やおしゃれなパッケージ、そして美容師としてはつい気になってしまう「サロニア」というブランド名にも注目していました。全国どの街に行っても浸透しているイメージで、「世の中の消費者はこうしたヘアアイロンを使って日々スタイリングをしたり、ドライヤーで髪を乾かしたりしているんだな」と見ていました。

WWD:「サロニア」のドライヤーやヘアアイロンを実際に使った感想は?

エザキ:美容師としてドライヤーやヘアアイロンは毎日使うものですし、お客さまにおすすめすることも多いですが、「サロニア」はリーズナブルな価格でデザインと性能が優れていますね。低価格のドライヤーはどうしてもサイズが大き過ぎたり、ヘアアイロンはプレートが太過ぎたり、使いにくさが目立つことも多いので、「サロニア」はそうした機能性が十分でコストパフォーマンスをかなり研究していてすごさを感じました。

廣瀬裕一I-neマーケティング本部ブランドマネジメント部ブランドマネージャー(以下、廣瀬):おっしゃっていただいたように、コストパフォーマンスにはこだわっています。約10年前、「サロニア」立ち上げ当時のヘアアイロンの相場は7000〜8000円でした。この価格帯は、「自分の魅力をもっと引き出したい」と思うようになりヘアアイロンに対するニーズが高まる10代後半から20代前半の世代にとってはやや高額です。そこで誰でも手に取りやすい価格帯で販売することで、多くの人にコストパフォーマンスの高さを実感していただきながら「美容」をもっと身近なものにしたいと3000円台という価格に挑戦しました。妥協することなく部品一つ一つの選定を行い、製品パッケージまで緻密に計算。シンプルなデザインと必要な機能だけを搭載し、クオリティーも両立させました。

エザキ:その思い、伝わってますよ!世の中の消費者にとってはデザインも機能も価格もとても手に取りやすいと思います。プロ仕様の美容機器は価格がどんどん上がっていて、最近ではかなり高額なものが増えました。もちろん高額で高機能を実現している機器の良さもありますが、「サロニア」はリーズナブルでかなり使いやすいので初めてのヘアアイロンにぴったりだと思います。「サロニア」で美容に興味を持った人が美容を突き詰めてヘアサロンに足を運んでくれたり、より多機能な美容機器を手に取ったりするようになるかもしれませんよね。ヘアアイロンユーザーの裾野を広げているという意味でも、「サロニア」のコンセプトは業界全体にとって意義があることだと思います。

廣瀬:当社は「Chain of Happiness」という経営理念を掲げているのですが、この理念には「サロニア」の商品レビューが大きく関係しています。「クセ毛がひどくて登校を嫌がっていた中学生の娘が、『サロニア』のヘアアイロンをプレゼントしたら朝の数分のセットでストレートヘアになって楽しく学校に行くようになった」というお客さまの声がきっかけとなり、“幸せの連鎖”という今の経営理念につながっています。企業理念の「老若男女を問わず、製品を通じて幸せを届けたい」という思いは「サロニア」から生まれたんです。

「一般ユーザーは、扱いやすい
低温設定で使うのがおすすめ」

 
WWD:「サロニア」のヘアアイロンを使いこなすコツは。

エザキ:ヘアアイロンは「髪が傷む」と言われることがあります。「それってなぜだろう?」と考えると、温度設定の最高値である230℃は一般のユーザーには高温すぎて使いこなすのが難しいんです。特に「サロニア」のヘアアイロンは立ち上がりがよくてすぐに設定温度に達します。だから想像以上に熱く感じてしまうことがあるんだと思います。美容師はヘアアイロンを使うとき、髪の毛を挟み込んでからそこで止めずにすーっと毛先まで通すので、高温でも髪の毛を傷めずに使いこなせます。一般の方はアイロンで髪を挟み込んだ後にそこで止めてしまうので熱がかかり過ぎてしまうことが往々にしてあるんです。だから、120~140℃の低温で挟み込み過ぎないように使っていただくと良いと思いますよ。

安達勇樹I-neプロダクトマネジメント本部商品開発部開発リーダー(以下、安達):なるほど。われわれとしては“プロ仕様の230℃”を実現させるこだわりもありましたが、リアルなプロ目線だとそういう解釈になるんですね。

エザキ:スタッフにも使ってみてもらいましたが、美容師が使う分には全く問題なかったです。「サロニア」はヘアアイロンに興味を持ち始めた人が初めて使うのにぴったりなブランドだと思うので、商品と共に正しい使い方も浸透するといいですよね。

安達:「サロニア」は温度調整もできる仕様で、製品の温度に関しては開発段階の検証、生産後の工場出荷前に全品検査を行い、設定温度とプレート表面温度が大きく変わらないことを確認しています。プレート温度と設定温度に大きなずれが生じることはありません。また、第三者機関で出荷後の製品の温度測定を行い、大きなずれがないことも確認しています。ある程度ブランドや製品を知っていただくことができてきているので、今後はエザキさんのようなプロの美容師さんにもご協力いただきながらおすすめの温度設定やスタイリング方法など、ヘアアイロンユーザーにとって有益な情報を発信していけたらと思います。

PHOTOS : YUKIE SUGANO
TEXT : NATSUMI YONEYAMA
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I-neお客さま窓口
0120-333-476