「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、創業者ムッシュ・イヴ・サンローランの“盟友”であるベティ・カトルー(Betty Catroux)に焦点を当てた巡回展「BETTY CATROUX YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性展」を11月19日~12月11日に、東京・天王洲アイルの寺田倉庫で開催する。
カトルーは、写真家ヘルムート ニュートン(Helmut Newton)やアーヴィング・ペン(Irving Penn)、スティーブン・マイゼル(Steven Meisel)ら多くのアーティストに影響を与えてきた“永遠のファッションアイコン”。サンローランは1967年に初めて出会った時から、彼女を自らの“分身の女性“と呼んでいたという。その後、ブランドのスタイルを象徴するミューズになり、彼女とメゾンの親密な関係は今もなお続いている。
クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)はカトルーについて次のように述べている。「ベティの魅力は、サングラスの上にかかるブロンドの髪、ロング&リーンなシルエット、ちょっとボーイッシュでありながら、同時にとてもフェミニン。彼女は派手な手法を使わず、行動し、考え、笑う、そんな風に『サンローラン』のスピリットを体現する女性なのです」。
同展では、カトルーがピエール・ベルジェ=イヴ・サンローラン財団(THE FONDATION PIERRE BERGE-YVES SAINT LAURENT)に寄付した作品が並ぶ。彼女が所有していたオートクチュールに加えて、サンローランがプレタポルテライン「サンローラン リヴ ゴーシュ(SAINT LAURENT RIVE GAUCHE)」のために手掛けたウエアとアクセサリーなどを展示する。さらに、オートクチュールハウスが1960年代から2002年まで追及し続けた「サンローランスタイル」の全ての歴史を辿ることができる。
■BETTY CATROUX YVES SAINT LAURENT 唯一無二の女性展
会期:11月19日~12月11日
場所:天王洲 寺田倉庫 B&C HALL
住所:東京都品川区東品川2-1-3
時間:10:00~19:00
入場料:無料