ファッション

「ビームス」のカリスマは徹底的に利他的。リアルとデジタルで顧客と対話を続ける 

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 8月に開かれた“日本一の令和のカリスマ販売員”を決めるコンテスト「スタッフオブザイヤー2022」でグランプリを獲得して8万人の頂点に立ったのが、「ビームス(BEAMS)」恵比寿店のHeg.さんだ。ビームス社内での成績もトップクラスで、カリスマ販売員の呼び名がふさわしい。授賞式での言葉には彼女の姿勢が凝縮されていた。「“デジタル接客”はコロナ禍でたくさん使われてきた言葉だけど、店頭にいる私たちがデジタル接客するからこそ伝えられるものが必ずあると思っている」。(この記事はWWDJAPAN2022年11月7日号販売員特集からの抜粋に加筆をしています)

 Heg.さんはビームスがコロナ下でスタートした “オムニコンサルタント”の1人で、店頭に立ちながらデジタル上でも接客する。インスタグラムやブログへの投稿に加えて最近はLINEアカウントも開設した。気になるのは時間配分だが、そこに明確なルールは設けていない。「週5日勤務のうち、1日はオフィスに出社し、投稿用写真を撮影。恵比寿店では1日15分はデジタル接客を行うルールを設けていて、加えて必要があれば店舗スタッフと時間調整をしつつ、最大45分ほどデジタル接客に使います」。なんとも忙しい仕事を、彼女は軽やかに、楽しそうに話す。

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