「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」はこのほど、没後約40年となるアーティストのラリー・スタントン(Larry Stanton)の芸術的才能を称え、彼のアートワークをフィーチャーしたカプセルコレクションを発売した。また、舞台ディレクターでセットデザイナーのファビオ・ケルスティッチ(Fabio Cherstich)がキュレーターを務めた展示会を、11月17〜27日に青山店で開催する。
コレクションは、スタントンの個性的な肖像画や色彩を模したデザインのアイテムを用意。自画像が描かれたパープルのTシャツ(税込3万4100円)や、入院中のスタントンが記した言葉を描いたTシャツ(同3万4100円)、プールの絵をプリントしたスカーフ(同3万4100円)、ポートレートを描いたブランケット(同7万8100円)、プールの絵をランプシェードにプリントしたランプ2点(各同2万6950円)をラインアップする。
展示会のキュレーターであるケルスティッチは、スタントンのパートナーのアーサー・ランバート(Arthur Lambert)とともに、スタントンの作品を紹介することを目的としたプロジェクト「The Estate of Larry Stanton」を設立した。また、そのきっかけとなった、「アクネペーパー(ACNE PAPER)」の最新刊17号(同5500円)も販売する。展示会は東京のほか、ミラノ、ソウル、ニューヨークでも開催する。
スタントンは1947年ニューヨーク州デルハイの農村に生まれた。18歳でマンハッタンに移り、1984年に37歳でエイズによって亡くなるまでニューヨークで活動。カプセルコレクションの販売収益は全て、ニューヨークを拠点にエイズの啓発に取り組む現代アート団体「ヴィジュアル・エイズ(Visual AIDS)」に寄付される。
■東京展覧会
会期:11月17日~27日
場所:Acne Studios Aoyama
住所:東京都港区南青山5丁目3−20