プチバトージャパン(Petit Bateau Japan)は、衣料品の買い取り&回収サービス「プチバトン(#PETITBATON)」をスタートした。対象のアイテムは、「プチバトー」の新生児とベビー、キッズ、ウィメンズ、メンズのカテゴリーから、アウターやニットウエア、スエット、Tシャツ、ブラウス、シャツ、パジャマ、ロンパースなど。なお、下着や靴下、水着、スタイ、ぬいぐるみなどに加え、シミや汚れなどがあるものは回収できないとしている。対象店舗で受け付け、アイテムの状態を確認し、買い取りが可能と判断されれば、「プチバトー」のポイントを付与する形で回収される。
買い取りポイント数(参考)はベビーのボディが300ポイント〜、ロンパースが500ポイント〜、キッズのワンピースが500〜1100ポイント、ジャケットやコートが2000ポイント〜、ウィメンズのTシャツが400ポイント〜、コートが2300ポイント〜。回収は11月10日から吉祥寺店で、12月末から代官山店や銀座店、自由が丘店、たまプラーザテラス店、名古屋店、京都藤井大丸店、神戸店、アミュプラザ博多店、マルヤガーデンズ店で随時開始する。回収したアイテムは、店舗でリセールまたはリサイクル(アップサイクル)する。リセールは11月26日から、吉祥寺店でテスト販売を始める予定だ。
「プチバトー」は2020年から「自由、品質、持続可能」をブランドスローガンに掲げており、中でも「持続可能」な取り組みを強化している。商品の回収サービスは21年から本国フランスですでにスタートしているが、日本でも衣料品廃棄をなくしサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指すため「プチバトン」を始めた。ギヨーム・ダルーゼ(Guillaume Darrousez)最高経営責任者は、今後の日本での2次流通市場に期待し、同サービスに本腰を入れたという。今年6月の来日時には、「自社工場で手掛ける製品の耐久性と質に誇りがあるからこそはじめられた。“125回洗濯してもへこたれない”ことが実験済みのTシャツはブランドのアイコンであり、再販が可能なアパレルを取り扱っているというブランドのバリューを保証している。スローファッションを推進して、洋服の“人生”がゴミ箱でおわらないよう取り組めるのも、耐久性への自信があるからだ」とコメントしていた。