美容部員として16年のキャリアを持つ「ルナソル」東武百貨店池袋本店の工藤衣里子さんは、4年前まで地元・北海道の百貨店に勤務していた。「周りの環境が変わる中、自分も変わりたいという思いがあった」と心機一転し、花王が導入する有期限転勤制度を使い、上京を決意。環境や客層の違いから接客スタイルは一変したが、「楽しい時間をお客さまと共有したい」という思いは変わらず、“心の距離が近い”接客に力を注ぐ。(この記事は「WWDJAPAN」2022年11月7日号販売員特集からの抜粋に加筆しています)
地元の店頭では、時間をかけてほぼ全ての商品を紹介することに重きを置いていたが、「東京はブランド数が圧倒的で、目的買いのお客さまも多く、滞在時間も短い。その中で来店されたお客さまの一番の目的は何か、とその場の雰囲気を素早く読み取ることを心掛けている」と話す。商品情報だけではなく、商品が生み出すストーリーなど、「お客さまのお時間が許す限りプラスアルファになる情報をお伝えできるように、時間内で凝縮した会話を広げるようにしています」。
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