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マッシュがベインキャピタルに2000億円で株式売却 「3〜5年後の上場目指す」

 「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」「スナイデル(SNIDEL)」などを手掛けるマッシュホールディングス(近藤広幸社長、以下マッシュHD)は、株式上場を視野に米投資ファンドのベインキャピタルに株式を譲渡する。近藤社長が保有する全株式を12月末までに2000億円規模で売却し、その後近藤社長が再出資する。「パートナーシップによって海外事業の成長を加速させ、管理部門などのサポートも受ける。3〜5年後に上場を目指す」と近藤社長は話す。

 再出資後の株式保有比率は、ベインキャピタルが約6割、近藤社長が約4割となる。近藤社長や現経営陣は引き続き指揮を執る。

 マッシュHDの2022年8月期売上高は前期比14%増の1023億円、営業利益は98億円だった。売上高が1000億円を超えたのは初めて。「現状は国内と海外の売り上げ比率が9対1。これを上場後に1対1にまで持っていき、売上高としては3000億円にしたい」。そのための基盤作りとして、ダウンウエアの「カナダグース(CANADA GOOSE)」や韓国の化粧品「カーバー コリア(CARVER KOREA)」などへの投資実績があり、ブランドを成長させているベインキャピタルと組んだ。

 株式譲渡にあたっての近藤社長のインタビューは、この後「WWDJAPAN.com」で公開する。

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