アマゾンジャパンは、10月に開催した「Amazon ECサミット2022」で、ファッション業界におけるアパレルECのトレンドやAmazon Fashionについてトークセッションを実施した。
ゲストスピーカーとして、ファッションジャーナリストの渡辺三津子氏、モデルの冨永愛氏、スタイリストの仙波レナ氏が登壇。コロナ禍におけるファッションを取り巻く“変化”について、活発な意見が交わされた。
トークセッションでは、ゲスト3人が実生活を振り返り、「コロナ禍での洋服の買い方の変化」「洋服の購入時にECに求めること」「コロナ禍におけるファッションメディアの変化」、さらにAmazonが大切にする「多様性、公平性、包括性(Diversity、Equity、Inclusion)」の4つの話題について言及。
冨永氏は、冒頭で「コロナ禍の生活が長引く中、気分を高め、人生を変えてくれる“洋服のマジック”を感じたいと思い始めると同時に、人々の生活様式に合わせてファッションのECサイトが変革している」とコメント。仙波氏は「私自身、これまで日本で手に入らない海外のブランドのアイテムを入手する際などで利用してきたが、コロナ禍をへて、必要なタイミングで買える便利さもあり、仕事とプライベートの双方でECサイトを活用する機会が増えた」と実感を述べた。
また、コロナ禍でECサイトの利用が増える一方、「洋服のオンライン購入においてはサイズや素材、カラーに加えて、ブランドストーリーが明確なことも重要」という考えを共有。また、サイズ確認に関しては返品できることが重要であるという話の中で、Amazonプライム会員向けの試着サービス「Prime Try Before You Buy」にも触れた。同サービスは、数千のブランドのファッションアイテムから注文時に最大4点までまとめて取り寄せ、配送完了の翌日から最長7日間、試着でき、試着後に気に入った商品だけを購入できるサービスだ。
長年メディアの第一線で活躍している渡辺氏は、ファッションメディアの変化について「時間をかけて雰囲気を味わうことができる雑誌と、デジタル技術の浸透によりスピーディーに情報が得られるウェブサイト、それぞれの良さを組み合わせて相互連携する傾向に変化している。ウェブサイトの運営においては、読者が欲しいと思う商品をECサイトですぐに購入できるという選択肢が増えている」と考察した。
セッションの最後には、 “DEI”と呼ばれる「多様性(Diversity)、公平性(Equity)、包括性(Inclusion)」をテーマに、女性の活躍や子育てと仕事の両立についても、それぞれの経験と重ね合わせてコメント。渡辺氏は「女性がリーダーシップを取ることを恐れず、どんどんチャレンジしてほしい」とエールを送った。
今年2回目の開催となる「Amazon ECサミット」では、2日間にわたり、Amazonで出品中もしくは出品を検討する企業、ECビジネスに興味がある人に向けて、30以上の有益なセッションを提供した。現在、特設サイトでは、アーカイブ視聴が可能だ。
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