ファッション

TOKYO BASE、今期は赤字転落へ 苦戦の中国で一部店舗の撤退

 セレクトショップの「ステュディオス(STUDIOUS)」や「ユナイテッドトウキョウ(UNITED TOKYO)」を手掛けるTOKYO BASEは16日、2023年1月期の通期連結業績予想を下方修正した。修正後は、売上高が189億円(修正前は210億円)、営業損益が1億円の赤字(同12億円の黒字)、純損益が7億円の赤字(同8億4000万円の黒字)と予想する。厳しいゼロコロナ政策が続く中国市場での業績が低迷し、先行きが不透明な状況から、一部地域および商業施設において業績回復が困難な店舗を撤退する方針を固めた。これに伴い、減損損失など3億9400万円の特別損失を計上する見通しになった。

 同社は19年8月に「ステュディオス」上海店を出店し、現在までに中国に24店舗を運営する。22年6月の上海地区などのロックダウンが解除されて以降は、顧客販売の強化や中国現地向けの商品開発に注力し回復を目指していたが、引き続きゼロコロナ政策が緩和されず、一部の撤退を決めた。撤退する店舗数は非公表。

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