8月末〜9月上旬に開催された「楽天 ファッション ウィーク東京」を中心に、東京を拠点とするブランドの2つのキーワードを紹介する。海外に続き、パンデミックによる行動制限が大きく緩和され、新たな社会へと向かうムードが浸透した東京。デザイナーたちは、ものづくりの本質を見つめ直し、ファッションの美しさや楽しさを改めて問うようなクリエイションを見せた。(この記事は2022年11月14日発売「2023年春夏トレンドブック」からの抜粋です)
【TOKYO TREND 1】
自己肯定する センシュアリティー
コロナを機に健康志向が高まり、グローバルトレンドとなっていた肌見せが東京に本格上陸した。「フェティコ」の舟山瑛美デザイナーが「美しくあろうとする女性は、皆美しい」と語ったように、ありのままの姿を肯定し、自信や精神的な強さを手に入れるようなクリエイションが東京の持ち味だ。メッシュやシースルー素材、胸や腰を強調するパターンワークで、女性の体の曲線美を強調するクリエイションに加えて、チューブトップとジャケットのレイヤードや、肩周りのみのカットアウトなど、日常に落とし込む提案も豊富だ。
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