ファッション

金沢にスケートセクション併設の新感覚ショップ 目標月商3000万円

 石川県金沢市竪町(たてまち)のセレクトショップ「ディテール(DETAIL)」を運営するインフィニティ・コーポレーションは、同エリアに新店舗「アプリケーション(APPLICATION)」を11月12日にオープンした。国内外のアパレルブランドとスケートブランドを扱うほか、スケートセクションの特注ランプとボウルも設置した店舗だ。店舗面積は363平方メートル。初年度は月間平均売上高3000万円を目指す。杉浦康司・代表取締役は、「店を構える竪町エリアはスケートボードが盛ん。でも町にはスケボー禁止エリアが増え、楽しむ場所が減っている。ファッションだけでなく、ローカルカルチャーを育む店舗としても機能すればうれしい」と語る。

 新店では、「ディテール」でも扱っている「セント マイケル(©︎SAINT MXXXXXX)」「トム フォード(TOM FORD)」といった高価格帯のデザイナーズブランドに加えて、「ラスベート(RASSVET)」「ビリオネア ボーイズ クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」などのストリートブランド、2022年春夏に始動した「アーケニー(ARTCHENY)」といった次世代ブランドをそろえる。杉浦代表は「すでに価値が認められるものと、これから広まっていくものを提案したい。店名『アプリケーション』にも、“常にアップデートする”という意味を込めた」と説明する。さらに、地域活性化を目指して地元企業との連動企画も積極的に行う。こけら落としとして、地元の菓子企業、北陸製菓とのコラボアイテムを販売中だ。

 地方のセレクトショップは、年商1億円を超えれば成功と言われている中、月商3000万円は高い目標に思える。しかし杉浦代表は強気だ。「コロナで社会全体の消費が落ち込む中、既存店は顧客とのコミュニケーションの積極化とECの拡充で、年間平均50%前後の成長を遂げてきた。新店舗も、既存店に負けないラインアップだし、スケートやポップアップといったエンターテインメント性も唯一無二。さらに今後はインバウンドも本格化する。非現実的な数字とは思わない」。

■アプリケーション
住所:石川県金沢市竪町86-1
営業時間:11:00〜20:00

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