「H&M」は、サステナビリティにフォーカスしたシリーズ“イノベーション・ストーリーズ(Innovation Stories)”の第8弾として、ハイファッションのクラフツマンシップとバーチャルファンタジーを融合した“メタバース・デザイン・ストーリー・コレクション(Metaverse Design Story Collection)”を12月8日に発売する。ラインアップするのは、ウィメンズ41型とメンズ12型の53型。価格は税込2499〜6万9999円で、H&M 渋谷店と公式オンラインストアで取り扱う。さらに、ARフィルターとして利用できる5つの3Dデジタルコレクションも登場する。
ウィメンズウエアにおいては、コルセットウエストのネオンイエローのドレスやドラマチックなチュールスカートなどをそろえる。メンズウエアでは、オーバーサイズのボンバージャケットをゆったりとしたテーラードスタイルにマッチするようラインアップした。アクセサリーにおいては、ピクセルで作られたような液体金属からヒントを得た、未来的なジュエリーが登場する。
このコレクションでは循環型ファッションも重要なテーマの一つだ。ブランドで回収した古着や繊維くずから作ったリサイクルポリエステルを使ったミニドレスや、ゼロ・ウェイストのパターンカッティングで作ったイレギュラーヘムドレスなども展開する。
3Dデジタルコレクションは、ロンドンが拠点のデジタル・アトリエ兼シンクタンク、インスティチュート オブ デジタル ファッション(Institute of Digital Fashion)との協業により制作した。12月1日からH&Mの公式アプリ上で、カメラ機能からアクセスできる5つのARフィルターとスナップチャット上で利用できるARファッションレンズが登場する。仮想体験でバーチャル試着を実現することで、顧客はリアルとオンラインの両方で自己表現が可能になる。