紙面紹介

「ラフ・シモンズ」終了とミケーレの「グッチ」退任を分析 恒例メディア特集も

 11月28日発売の「WWDJAPAN」は、最近の2つのビッグニュースを掘り下げました。「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」のブランド終了と、「グッチ(GUCCI)」のアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)クリエイティブ・ディレクターの退任です。ラフ・シモンズは27年続けたブランドを突然終了。その背景には、「プラダ(PRADA)」へのより一層の注力があるのではないか?と言われています。紙面では、「ラフ・シモンズ」を取り扱っていた世界の小売店のバイヤーを直撃。突然のブランド終了について率直な感想を聞くと同時に、「プラダ」の今をまとめながら、ラフ・シモンズの今後の活躍を予想しています。

 「グッチ」を去るアレッサンドロ・ミケーレについても、その背景を分析しました。今なお成長を続けてはいるものの、そのスピードがライバルのLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH Moët Hennessy Louis Vuitton)に水をあけられつつある現状を踏まえ、アナリストの見解とともにまとめました。臆せず冷静に分析するアナリストの意見、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」というブランドの大刷新に成功した「グッチ」の親会社ケリング(KERING)のポテンシャル、一方で「ボッテガ・ヴェネタ」とはケタが違う規模感の「グッチ」における大変革の可能性などを多角的に捉えています。

 特集は、毎年恒例のメディア特集です。出版各社は雑誌からウェブ、最近はSNSやイベント、セミナー、会員制ビジネスまでビジネスを拡大していますが、最近はマーケターやアドバイザー、パートナーとして、メーカーや小売のブランディングやコンサルティングまで務めるケースも現れました。なぜメーカーは編集者とタッグを組むのか?編集者のどんな資質に期待を寄せるのか?具体的な事例とともに紹介します。宝島社によるイトーヨーカドーとのプライベートブランド開発、「モダンリビング」による富裕層向けのインテリアコーディネート、「コモンズ&センス」がオープンしたナチュラルなコスメ&フードのセレクトショップなどを取り上げた他、元祖マルチタレントな編集者として活躍を続ける戸賀敬城さんにも話を聞きました。また後半では、集英社の「シュプール」と「マキア」、小学館の「オッジ」、講談社の「ヴォーチェ」、光文社の「ヴェリィ ネイビー」、マガジンハウスの「ブルータス」、ハースト婦人画報社の「ハーパーズ バザー」と「エル・デコ」、コンデナスト・ジャパンの「ワイアード」、主婦と生活社の「レオン」の編集長や編集室長、編集部員の皆さんのインタビューも掲載しています。

WWDJAPAN
STEPHANE FEUGERE / WWD ©︎FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
VALENTINA SOMMARIVA / GUCCI ©︎FAIRCHILD PUBLISHING, LLC

WWDJAPAN BEAUTY
PHOTO : SHINICHI YAMAGUCHI
DESIGN : JIRO FUKUDA

CONTENTS

FEATURE

  • 恒例 メディア特集 広がる新ビジネスに迫る

FOCUS

  • トップデザイナーのビッグニュース続く 「ラフ・シモンズ」終了とミケーレ「グッチ」を去る

SERIES

  • 美容ジャーナリスト齋藤薫のビューティ業界へのオピニオン:Vol.26 案の定、マスクをなかなか外さぬ日本人。 だから改めて語られる、日本人の「マスク運命論」
  • Beauty Insight ビューティ賢者が持論展開:Vol.100 美髪ブームが続く中で正しい知識の定着が必須(菅野久幸/「ミンクス」銀座店ディレクター)
  • アトモスCEO・本明秀文のスニーカーライフ:Vol.111 400億円の使い道

EDITOR’S LETTER

  • 羽毛でなくても“ダウンジャケット”を名乗っていいのか問題(林芳樹/ビジネスデスク)

EDITORIAL NOTE

  • 編集後記 今週の特集お届け隊:多角化するメディアビジネス(村上要/編集長、小田島千春/副編集長)

FASHION&BEAUTY PATROL

  • 古本は最強の“メディア”だ! 横浜「ツイードブックス」の 名物店主が語る 今、古本を読む理由

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最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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