ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は美髪ブームと、ヘアサロンにおけるCBDの可能性について。(この記事はWWDジャパン2022年11月28日号からの抜粋です)
【賢者が選んだ注目ニュース】
業務用超音波ヘアアイロン「ケアプロ」が家庭用モデルを発売
CBD配合ウェルネスヘアケアブランド「ヘンプリー ヘア」誕生
20代半ばからファーストグレイ世代の女性を中心に美髪ブームが定着し、さらに加速しそうだ。その背景には、美しい艶髪がかなうサロンでの施術の選択肢が段階的に広まってきたことが挙げられる。第1次美髪ブームはシステムトリートメント(美容師が髪質に合わせて複数のトリートメントを選び重ねてつけていくトリートメント施術のこと)が、第2次は酸熱トリートメント(髪の毛の構造を変化させるトリートメントのことで、髪質改善トリートメントの一種。熱と薬剤の酸を利用することで髪質をコントロールする)が、第3次は酸性ストレート(髪にダメージの少ない酸性域の薬剤を用いた縮毛矯正)が盛り上げ、髪質改善メニューの選択肢は増えてきた。お客さまの髪質とライフスタイルに合わせて艶とまとまり、そしてサラサラ感が出せればどんな手段を取っても正解で、髪がきれいになるだけでなく、時短や悩みの改善にもつながると満足度も高い。
また、酸熱ストレートは四国のメーカーがいち早く仕掛けており、ローカルから首都圏に逆輸入されて火がついたり、ユーチューブをはじめSNSでテクニックをエリアに関係なくボーダーレスに拾える時代になり、全国的に美意識が高まっている。
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