パルコは、福岡市中心部にある天神エリアの再開発に伴い、福岡パルコを建て替えると発表した。再開発は福岡パルコの本館・新館や新天神ビル、西鉄福岡駅ビル、新天町商店街などを含む約1万3800㎡。福岡市が天神地区で進める「天神ビッグバン」の目玉の一つになり、老朽化している建物の建て替えによる安全性向上だけでなく、地上の貫通道路などによって街の賑わいの創出を目指す。パルコの広報によると「開業は2030年ごろを目指しているが、変わる可能性もある。建て替えのための閉館の時期も決まっていない」という。2030年ごろの開業を目指す。
パルコの本館は1936年竣工で築86年、パルコ新館は1976年竣工で築46年と老朽化が進んでいた。パルコは2014年に隣接する建物を買い取る形で、延床面積1万4000㎡で新館を開業していた。その後の増床を経て現在は福岡パルコ本館・新館合わせた延床面積は4万2000㎡ほどになっている。2022年3月期の売上高は171億円だった。