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ポーラ・オルビスHDの社長に海外事業手掛ける横手喜一氏が就任 鈴木郷史社長は代表権のある会長に

 ポーラ・オルビスホールディングスは2023年1月1日付で、鈴木郷史社長が代表取締役会長に就き、横手喜一取締役グループ海外展開担当海外事業管理室長が社長に就任すると発表した。鈴木社長は新体制後も従前通り代表取締役として取締役会議長をはじめとする経営層の中心的な役割を継続。また、新社長および経営陣をサポートし、並走しながらより強固な経営体制の構築に注力する。

 横手喜一(よこて・よしかず)取締役グループ海外展開担当海外事業管理室長は1967年9月10日、東京生まれの55歳。1990年にポーラ化粧品本舗(現ポーラ)に入社。2006年からフューチャーラボ社長、16年からポーラ社長を務め、20年1月から現職。成長事業である中国現地法人の立ち上げをはじめ、中国事業の総責任者を歴任しており、経営戦略における高い能力と豊富な経営経験に加え、グローバル展開に対する事業運営能力が評価され、新社長に抜擢された。

 同社は、長期経営計画VISION2029のステージ1にあたる現中期経営計画が23年までとなっており、次のステージ2(24~26年)に向けては、国内既存事業の再構築と事業領域の拡張、さらなるグローバル展開の飛躍が不可欠であるという。同時に、経営の世代交代やサクセッションプランを円滑に実行するために権限移譲を進め、力強い変革とイノベーションを生み出せる経営体制へ移行を図ったうえで、新中期経営計画策定に臨む必要があると判断し、今回の新体制となった。

 グローバルに向けた取り組みとして、マルチブランドの強みや現地実行体制を確立すべく、各ブランドが個別に海外現地事業を展開している現在の体制から、現地主導のグループ体制へ再編を進める。その一環としてポーラ海外事業部とオルビス海外事業部をポーラ・オルビスHDへ移管。その後も順次、体制シフトに向けた組織再編の実行を推し進める。

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