三菱地所は、直観が企画するファッション基軸の新たなコラボレーションプロジェクト「トウキョウ ファッション ストライド(TOKYO FASHION STRIDE)」を立ち上げ、第1弾として「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」のコレクションを写真家の細倉真弓が撮り下ろしたビジュアルを、東京・新丸の内ビルディングのウインドウに2023年1月30日まで展示している。
同プロジェクトは、ファッションブランドがアーティストと協働し、従来の領域から一歩踏み出したクリエイションを発信することを目的としている。第1弾のビジュアルは「Ghost (multi-layered)」と題し、生地にこだわる「カナコ サカイ」の2022-23年秋冬コレクションに細倉が着想を得て、それぞれの“テクスチャー”へのこだわりを、互いの表現を交差させながら作り上げた。
サカイカナコデザイナーは、同プロジェクトへの参加理由について「まず、私が興味のあるアート×ファッションという試みに引かれた。この2つを融合するとファッション寄りのものができることが多い中、今回はアーティストがファッションを解釈し、作品を自由に作り上げるという点が面白いと思った」と述べた。さらに「主催する三菱地所と企画する直観は、ブランド側でもアーティスト側でもない。だからこそ私たちには作れない作品ができるし、普段アプローチが難しいコミュニティーにも『カナコ サカイ』を知ってもらうきっかけになれば」と期待する。2月以降の第2弾も「カナコ サカイ」とクリエイターが協業予定だ。