ブランド品の買い取り店「なんぼや」を運営するバリュエンスホールディングス(東京、嵜本晋輔社長)は、ファッション産業の環境負荷低減に向けた国際的枠組み「ファッション協定(THE FASHION PACT)」にこのほど加盟した。日本企業としてはアシックスに続いて2社目。これを機に循環型経済への取り組みを一層加速する。
ファッション協定は、2019年4月にフランスのエマニュエル・マクロン大統領がケリングのフランソワ・アンリ・ピノー会長兼最高経営責任者に呼びかけて創設した。気候変動、生物多様性、海洋保護などの分野で具体的な目標達成を掲げる。ラグジュアリーブランド、小売業、アパレル、スポーツ、ライフスタイル関連の企業が対象で、ケリング(KERING)、シャネル(CHANEL)、エルメス(HERMES)、ナイキ(NIKE)、アディダス(ADIDAS)、H&Mへネス・アンド・マウリッツ(H&M)、ザラを擁するインディテックスなど現在70社以上が加盟する。