クリスマスも終わり、ホリデーシーズンもいよいよ大詰め。都会を離れ、世界の高級スキーリゾートで休暇を満喫する顧客のニーズに応えるべく、ラグジュアリーブランドも各地に期間限定のショップをオープンしている。
「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、イタリアのドロミティ山地北東部にある保養地、ドッビアーコを本拠地とする高級セレクトショップ、フランツ クレーラー(FRANZ KRALER)と提携。2026年には冬季五輪が開催されるヴェネト州コルティナ・ダンペッツォにある同ショップのロッジで、スキーイベントなどを開催した。また、同地の目抜き通りコルソ・イタリアにある店舗では、カクテルパーティーも行ったという。
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、やはりコルソ・イタリアにある冬季限定のブティックを今年もオープン。レザーバッグやパファージャケットなど、スキー・コレクションを中心とした品ぞろえで顧客を迎えている。また、同ブランドはさまざまなトラベル情報を掲載した「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド(Louis Vuitton City Guide)」を都市別に発行しているが、コルティナ・ダンペッツォ、スイス・サンモリッツ、米コロラド州アスペンといった高級スキーリゾートを中心にセレクトした最新版を発表した。
イタリア発の高級フットウエアブランド「ゴールデン グース(GOLDEN GOOSE)」は、コルティナ・ダンペッツォとサンモリッツの両方に出店している。いずれも、顧客がスニーカーをカスタマイズしたり、一からオーダーメイドで製作したりできるコーナーが設けられている。
ほかにも、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」はスキーウエアライン“ネーヴェ(NEVE)”のランウエイショーを、「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」はスキーウエアブランド「フサルプ(FUSALP)」とのコラボコレクションのショーを、サンモリッツで開催。一方、アスペンでは「バルマン(BALMAIN)」や「マックスマーラ(MAX MARA)」などのブランドがポップアップを展開している。