ビューティ

「育毛剤の概念を変えたい」 梨花が思いを込めて手掛けたブランド「アクニー」からヘアケアが登場

 小売業界に特化してビジネスのDXを支援するイングリウッドは、ブランドファウンダーにモデルの梨花を迎え、トータルセルフケアブランド「アクニー(AKN/R)」をローンチした。

 同ブランドは“年齢を重ねるたび、私たちはもっと輝ける”というコンセプトのもと、自らの手で自らを慈しむホームケアアイテムを展開。第一弾はヘアケアラインで、医薬部外品のシャンプー、トリートメント、スカルプセラム、スカルプブラシ、シャンプーブラシなどのアイテムをラインアップする。

 「確かな効果を実感してほしい」という思いから医薬部外品にこだわり、有効成分をただ入れるのではなく、自然とサイエンス&テクノロジーの融合により着実に働く配合を採用。髪本来の艶としなやかさを力強く目覚めさせる、大人のための薬用ヘアケアに仕上げた。

 同ブランドを手掛けた梨花さんは、ブランドを生み出す際のスタンスを以下のように語る。「今は、作ろうと思えば何でも作れる時代。それだけにただ“発売”するだけでは意味がなく、何らかのメッセージを込めることが大切だと思っている。特に、年齢だったり置かれている状況だったり、その時々に関連して意味のある発信をしていきたい。私はもうすぐ50歳を迎え、これからをどう生きていきたいかを考える節目にいる。『もう一度おしゃれをして、きれいになって、ここからまた前に進んでいきたい』という願いやメッセージを込めるのに育毛剤を選びました」。

 ラインアップの中で、スターアイテムはスカルプセラム=育毛剤。梨花さんがブランドを手掛けるに当たり、特にメッセージを込めたのもこの育毛剤だ。「スキンケアやメイクアイテムはみんなキラキラしているのに、育毛剤はちょっとネガティブな存在。お友だちが家に来たら隠したくなっちゃうような……。顔は洗顔して汚れを落とし、美容液で栄養を入れるのに、皮1枚でつながっている頭皮はシャンプーで落とすだけ。栄養を入れる存在の育毛剤は、別のカテゴリーになってしまう。そんな風に警戒される存在ではなく、10~20代でも使えて、隠されることなく、当たり前にスキンケアとして存在する育毛剤を作りたかった」。

 そのために2年半の歳月をかけて、ブランドのイメージやビジュアル、ボトル、医薬部外品を取得できる成分にこだわり、世界観と効果の両立をかなえた。目指したのは、育毛剤の概念を超えることだ。

 「本当に毎日のケアが大事。これまでの概念を変える頭皮への浸透にこだわった育毛剤なので、あらゆる世代の人に『これならやってみたい』と思ってほしい。今の私が自分と向き合って『アクニー』を作ったように、ケアを通して自分と向き合って、癒やしや前向きな気持ちを感じてもらえたらと思う」。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。