高島屋は26日、2023年2月期連結業績の予想を上方修正し、純利益が260億円(修正前は200億円)になりそうだと発表した。高額品の消費が想定以上に好調で全体を引っ張った。修正後は売上高に相当する営業収益が4500億円(修正前は4390億円)、営業利益が285億円(同235億円)。
引き続きラグジュアリーブランドや時計・宝飾品といった高額品の動きが活発で、水際対策が緩和された10月以降は東南アジアや台湾、韓国などのインバウンド(訪日客)の集客が回復した。また個人・法人の外商で一過性の大口受注も入った。シンガポール高島屋など海外グループ企業の収益が円建てのため、円安がプラスに作用、利益を押し上げた。