街に賑わいが戻ってきた。日本への渡航がかなり容易になり、円安も手伝い外国人観光客も増えている。しかし人々が戻ってきた原宿や表参道の街は、3年前と姿を大きく変えた。端的に言えばラグジュアリーやプレステージブランドの存在感が増し、カジュアルブランドは苦戦が続く。表参道は活気づき、原宿は回復基調に戻っていない。そこで「WWDJAPAN」編集部は、総力を上げて界隈の目抜き通り、竹下通りと表参道、明治通り、キャットストリート、そして国道246号を大調査。路面店1階の地図とともに、各エリアの最新動向をリポートする(地図は2022年11月現在。この記事は「WWDJAPAN」22年12月5日号からの抜粋です)。
竹下通り
“カワイイ文化”の発信地である竹下通りは、全長約350mの通りにアパレルやビューティ、飲食などの約130店舗が出店する。毎日11~18時は車両進入禁止の歩行者天国のため、賑わいのある商店街として国内外から多くの人が集う。1979年にオープンしてレディー・ガガ(Lady Gaga)やBLACKPINKも訪れる「ブティック竹の子」や、カプセルトイを集めた店舗など新旧が入り混じり、時代を映し出す店舗が軒を並べるのも特徴だ。しかし、ここ数年はコロナ禍の影響もあり空き物件が増えている。
表参道
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。