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「ルイ・ヴィトン」の会長兼CEOが退任、後任は「ディオール」の会長兼CEO グループ内で人事シャッフル

 ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、マイケル・バーク(Michael Burke)会長兼最高経営責任者(CEO)が退任することを発表した。後任には、同じくLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁するクリスチャン ディオール クチュール(CHRISTIAN DIOR COUTURE)のピエトロ・ベッカーリ(Pietro Beccari)会長兼CEOが就任する。なお、ベッカーリ会長兼CEOの後任には、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOの長女であるデルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)=ルイ・ヴィトン エグゼクティブ・バイス・プレジデントが任命された。いずれも2月1日付で退任および就任する。

 バーク会長兼CEOは、現在66歳。アルノーLVMH会長兼CEOが率いる一族の持株会社グループ アルノー(GROUPE ARNAULT)に入社後、「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「ブルガリ(BVLGARI)」とLVMHが擁するブランドの要職を歴任し、2013年に現職に就任。今後は、「アルノーLVMH会長兼CEO直属の要職に就く」という。

 ベッカーリ会長兼CEOは、06年に戦略およびマーケティング・コーディネーション・ディレクターとして「ルイ・ヴィトン」に加わった。12年には、「フェンディ」から「ブルガリ」に移ったバーク会長兼CEOの後任として「フェンディ」のトップに就任。18年2月に現職に就任した。

 デルフィーヌは、01年にクリスチャン・ディオール クチュールのコマーシャル・ディレクターに就任。同ブランドのデピュティ・エグゼクティブ・ディレクターを務めた後、13年にルイ・ヴィトンに移って現職に就任し、ナンバー2としてプロダクト全体を監督してきた。同氏が同年に設立した「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」は若手デザイナーの登竜門として大きな成功を収めているほか、19年1月にはLVMHの執行委員に任命されている。

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