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【2023年バレンタイン】阪急うめだ本店は約300ブランドをセレクト オランジェット集めた企画や癒しの“クマの手カフェ”を用意

  1月も後半に差し掛かり、各百貨店やブランドにバレンタイン商戦が本格化している。今年は3年ぶりに行動制限がないバレンタインデーということもあり、熱気は高まるばかりだ。阪急うめだ本店では、毎年恒例のバレンタイン催事「バレンタインチョコレート博覧会」を開催している。今年は国内外から約300ブランド、3000種類のチョコレートをラインアップした。この記事では、その注目ブランドや見どころについて紹介する。

阪急バレンタインのポイント

 阪急うめだ本店では、バレンタインデーに向けたチョコレートイベント「バレンタインチョコレート博覧会2023」を地下1階と9階ほか各階で開催中だ。店頭のイベントと並行して、公式オンラインストアでも商品を販売している。今年は「チョコで広げるGood Harmony」をテーマに約300ブランド、3000種類の商品をラインアップした。有名ショコラティエによるチョコレートはもちろんのこと、独自の視点によってセレクトした商品も用意している。メーン会場の阪急うめだ本店と阪急公式オンラインサイトのほか、神戸阪急でも1月25日から開催し、約120ブランドが集う。

阪急開催の大人気イベント「バレンタインチョコレート博覧会」とは?

 「バレンタインチョコレート博覧会」は阪急百貨店が手掛ける毎年恒例のバレンタインイベント。昨年はコロナ禍での開催にもかかわらず多くの客が来場し、売り上げ、規模ともに国内最大級のチョコレート売り場となった。

2023年「バレンタイン チョコレート博覧会」開催期間、店舗情報

 「バレンタイン チョコレート博覧会」は、阪急うめだ本店と神戸阪急で開催している。
開催期間は阪急うめだ本店が1月20日から2月14日まで、神戸阪急が1月24日から2月14日までだ。オンラインストアでは、2月7日まで商品を販売している。阪急うめだ本店での売り場は9階、各階カフェ含む1〜12階、地下1階 洋菓子、和菓子売場、地下1階。阪急メンズ大阪 1階でも展開する。営業時間は午前10時〜午後8時。混雑状況によっては入場制限を実施する。メーンフロアとなる9階では、「ウェルカム トゥ プレイフルチョコワールド」や「~ひと粒に想いを込めて~魔術師たちが織りなすチョコレート」「カカオワールド」「かんきつジェット」などイベントの目玉となる企画を中心に展開する。地下1階の洋菓子・和菓子売り場ではケーキやクッキーなどをそろえたり、地下2階では、ワインや洋酒のほかソフトクリームなどをそろえたりと、各階で異なる企画を用意する。

 神戸阪急では、約120ブランドが集結する。また、地元神戸にフォーカスして用意した限定商品もラインアップする。ラインアップするのは、酒や醤油、山椒といった地元素材を生かす「ナカムラ チョコレート(NAKAMURA CHOCOLATE)」や神戸で活躍するショコラティエ8人によるコミュニティー「オリジン コウベ(ORIGINE KOBE)」など。

2023年「バレンタイン チョコレート博覧会」出展ブランド・注目ブランド紹介

 「ウェルカム トゥ プレイフルチョコワールド」は、遊び心に溢れたチョコや細部にまでこだわったチョコアートなどを用意した企画だ。この企画では、滋賀県の洋菓子ブランド「クラブハリエ(CLUB HARIE)」の“ショコラバーム”(2592円税込、以下同)や“ショコラアソート2023セレクション”(3564円)などをはじめ、多様なビジュアルから好きなチョコレートを選べる「ベルアメール(BEL AMER)」の“パレ ショコラ”(1個/314円)や、サーカスをテーマに作った「クオンチョコレート(QUON CHOCOLATE)」の“QUON テリーヌ”(1個/270円)、「カカオマーケットby マリベル(CACAO MARKET BY MARIEBELLE)」のカラフルな計り売りのチョコレートボール(80g/1200円)、カラーごとにフレーバーが異なる「ガレー(GALLER)」の“ミニバー”(100g/1188円)など、見た目にも華やかなチョコレートが続々と登場する。そのほか、「ピエール マルコリーニ(PIERRE MARCOLINI)」のソフトクリーム(880円)や「ジャン=ポール・エヴァン(JEAN PAUL HEVIN)」のカップアイスクリーム(496円)など、会場で楽しめるスイーツも用意する。

 「~ひと粒に想いを込めて~魔術師たちが織りなすチョコレート」では、技術とアイデアで人々を魅了するショコラティエたちの“渾身の一粒”にフォーカスした。この企画では、ショコラティエたちの持ち味を「フルーツ」「お酒」「トリュフ」「生チョコ」「ビジュアル」など12のジャンルに分けて提案する。また、イートインスペースも設け、カカオやチョコレートを使ったカレーなどをラインアップする。ラインアップするのは「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ(PATISSERIE SADAHARU AOKI PARIS)」の“トリュフ オ フリュイ パーズ デュ コンフィチュール”(9個/3348円)や「マサヒコ オズミ パリ(MASAHIKO OZUMI PARIS)」の“ザブトン キャトル ショコラ”(4個/3201円)、「ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ(MUSEE DU CHOCOLAT THEOBROMA)」の“マジシャン デュ グー”(3078円)など。そのほか、「ジャン=ポール・エヴァン」の“ボンボン ショコラ”(8個/3996円)や「ピエール エルメ パリ(PIERRE HERME PARIS)」の“アソリュティマンド ショコラ”(3510円)などをそろえる。

他にもたくさん、阪急のバレンタイン限定商品・企画
オンラインで楽しむ阪急のバレンタイン

 阪急うめだ本店公式オンラインストアでは、「バレンタイン チョコレート博覧会」の特設ページを用意しており、1月24日現在、対象商品3587点を取り扱っている。販売期間は2月7日まで。送料は全国一律330円で、冷蔵クール便は660円だ。オンラインストアでは注目のブランドを特集していたり、カテゴリーや価格帯、注目キーワードごとに商品をまとめていたりと、目当てが確定していないユーザーが希望にあった商品を見つけやすい仕様になっている。

 今年、オンラインストア初登場のブランドは世界的に評価される若林繁シェフが手掛ける「キャラメル エ カカオ(CARAMEL ET CACAO)」やタイ・バンコクのカカオ農家への貢献を目指す「ガートココア(KAD KOKOA)」料理研究家でフードクリエイターの石井秀代による飲み物とのペアリングを追求した「イエスシーノウズ(YES SHE KNOWS)」など。

 さらに、バレンタインデーの歴史や海外事情などの雑学を紹介した特設ページなども用意している。商品情報も充実しているため、これまで知らなかったブランドやチョコレートの新しい一面を知ることができるページに仕上がっている。中には現在、品切れ中の商品もあるため、利用を検討している人は早めのチェックをおすすめする。

注目企画1:カカオの個性を楽しめる「カカオワールド」

「カカオワールド」では、産地によって味や香りが異なるカカオの個性にフォーカスする。会場では、カカオにこだわる約70のブランドの味を少しずつ試せるミニタブレットや、カカオの風味を生かしたスイーツ、カカオを使った調味料など、カカオの世界を知ることができる商品をそろえる。シンプルでカカオそのものの味を堪能できるブランドとして、カカオの植栽などサステナブルな活動や絶滅危惧種のマウンテンゴリラの保護支援などに取り組むイギリス・サフォーク州「トモエサヴール(TOMOE SAVEUR)」の“パンプストリートベーカリーチョコレート”(1枚/1890円)や「ガートココア」の“ガトーカカオ・チュンポーンガナッシュ”(1個/540円)などをそろえる。

 そのほか、南米産の濃厚なカカオを使った「ショコラ ボナ(CHOCOLAT BOMMAT)」の“マラニョン”(1枚/2592円)やエクアドルのフルーツを使った「ノエルベルデ(NOEL VERDE)」、チョコレートの研究開発に従事する小方真弓が手掛ける「カカオ ハンターズ(CACAO HUNTERS)」の“カカオ農家の田舎チョコ”(778円)なども展開する。さらに、スタンプラリー形式で会場を回ることでカカオ産地について学べる企画や、カカオ農園をVRで巡ることができるコーナーも設ける。そのほか、カカオバターやカカオパウダー、カカオニブ、カカオスプレッドなど、多様な用途に使える調味料をさまざまなブランドからそろえる。

注目企画2:癒しの「クマの手カフェ」を展開する「焼き菓子の森」

 「焼き菓子の森」は、世界各国のブランドの焼き菓子を集めた企画だ。会場では、フィナンシェやマドレーヌ、カヌレ、マカロン、ベイクドケーキ、ブラウニー、クッキーなどの焼き菓子をそろえる。また、会場内に設置するイートインスペースでは「クマの手カフェ」を展開する。カフェではクマの肉球を象ったマドレーヌを添えたパフェ“森のクマの手パフェ”(1181円)やクマの形のクッキーを乗せた“クマの森の木の実オレ”(781円)などの限定メニューを提供する。

注目企画3:
人気のオランジェットにフォーカスした「かんきつジェット」

 「かんきつジェット」は、近年、砂糖漬けのオレンジをチョコレートでコーティングしたオランジェットの人気が高まっていることを受けて開催する企画だ。会場では、オランジェットをほかの柑橘系素材にまで広げてセレクトした約50ブランド、100種類以上の商品を集める。ラインアップするのは、「カンキツ屋」の“カンキツ屋ギフトブックス”(4860円)や「ダイダイ(DAIDAI)」の“熊本 うぶ柑×ホワイトチョコレート”(2484円)、“山口 長門ゆずきち×マラナピウラ70%”(2484円)、「カケルショコラ(×CHOCOLAT)」“みりんのオランジェット”(3780円)など。国内外から、多様な柑橘を使った商品が登場するため、食べ比べを楽しむこともできる。

まとめ

 阪急うめだ本店の「バレンタイン チョコレート博覧会」は、約300ブランド、3000もの商品が集まる国内最大級のバレンタイン催事の一つで、特に関西圏での注目度が高い。そのため、店頭でもオンラインでも人気商品が早めに販売終了することもある。「バレンタイン チョコレート博覧会」での買い物を検討しているならば、早めに行動するのがよいだろう。

■「バレンタインチョコレート博覧会2023」
会期:〈地下1階〉1月13日〜2月14日〈9階ほか各階〉1月20日〜2月15日
場所:大阪府大阪市北区 阪急うめだ本店
住所:〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8番7号

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