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オンワードが通期業績予想を上方修正 「23区」「自由区」が回復

 オンワードホールディングスの2022年3〜11月期連結業績は、売上高が前年同期比4.9%増の1303億円、営業損益が43億円の黒字(前年同期は9億4800円の赤字)、純利益が66.3%減の27億円だった。最終利益は、不動産売却などで特別利益213億円を計上した前年同期の反動減。

 全社的なグローバル事業構造改革によるコストの削減、在庫圧縮や値引き販売抑制などにより、売上総利益率は3.1ポイント改善した。中核事業会社オンワード会社の売上高は前年同期比10.4%増の748億円。主力ブランドが軒並み2ケタ伸長で、「23区」が同23.4%増、自由区が同12.6%増、ICBが同12.3%増だった。EC在庫から取り寄せて試着できる「クリックアンドトライ」導入店舗の販売が特に好調に推移した。

 好調を受け、23年2月期通期業績予想を上方修正する。修正後の売上高は1750億円(修正前は1738億円)、営業利益は50億円の黒字(同41億円の黒字)、純利益が26億円の黒字(同22億円の黒字)。


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