TSIホールディングスの2022年3〜11月期連結業績は売上高が前年同期比11.1%増の1154億円、営業利益が同28.9%減の37億円、純利益が同15.4%減の46億円だった。営業減益は本社移転費(8億7000万円)、雇用調整助成金の金額差(4億1000万円の減少)が影響した。
コロナ禍以降、特に苦戦を強いられていた百貨店販路の売上高が前年同期比44.3%増と大きく伸長した。ブランド別では「パーリーゲイツ(PEARLY GATES)」が同13.8%増、「マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)」が同16.0%増と好調。「ハフ(HUF)」はブランド20周年の年間施策が実を結び、売上高が同2.3倍と躍進した。一方、「ナノ・ユニバース(NANO・UNIVERSE)」は同17.2%減と低迷が続く。
連結通期業績予想は、売上高1540億円(前期比9.7%増)、営業利益18億円(同59.5%減)、純利益24億円(同2.3倍)の予想値を据え置く。足元では秋冬物の消化と春夏物の早期立ち上げを両軸で進めている。16日にオンラインで行われた決算説明会で「メリハリのあるMDがカギになる」と下地毅社長は話した。
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