1月に入り、ますます冬の寒さを実感することが増えた。だが、ファッションやメイクではひと足早く春のカラーを取り入れたい気分という人も多いはず。ビューティの世界でも春の新作コスメが続々と発売中だ。この記事では、「ディオール(DIOR)」の春コスメを紹介する。今シーズンの「ディオール」は、メゾンの象徴の一つであるレオパード柄を取り入れた“ミッツァ コレクション 2023”を数量限定で発売中。ポーチやバッグの中で存在感を放つ限定パッケージを手に入れてみては。
2023年春のディオール(DIOR)の春コスメ
ディオールショウ ディス クルール〈ミッツァ エディション〉
今回のコレクションは「ディオール」の創設当初から存在感を放ったミューズ、ミッツァ・ブリカール(Mitzah Bricard)に着想したもの。ミッツァがいち早くレオパード柄をファッションに取り入れた女性だったことから、ラインアップする商品はレオパード柄をまとっている。コレクションの目玉の一つである“ディオールショウ ディス クルール〈ミッツァ エディション〉”は、10色の新色を集めたアイシャドウパレットだ。ナチュラルなローズウッドや鮮やかなピンク、フューシャ、力強いレッドなどをさまざまな質感でそろえた。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:1万7600円(税込、以下同)
サンク クルール クチュール
定番の“サンク クルール クチュール”は、メゾンのオートクチュールドレスにインスパイアされたパレットだ。1品でマットやサテン、メタリック、ハイライトなどさまざまなエフェクトを楽しむことができ、日常のメイクで活躍する。今シーズンはそんな同品から新色の“709 アイコニック ミューズ”が登場した。パレットはサテンピンクやソフトブラウン、ディープラズベリー、ルミナスパールなど、素肌に溶け込むピンクカラーとアクセントカラーをそろえた。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:8470円
ディオールスキン フォーエヴァー クッション〈ミッツァ エディション〉
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今シーズンは、“ディオールスキン フォーエヴァー クッション”“ディオールスキン フォーエヴァー グロウ クッション”“ディオールスキン フォーエヴァー クッション パウダー”の3種のベースメイクアイテムが、レオパード柄の限定パッケージで登場した。“フォーエバー クッション”の2品は公式オンラインブティックでパッケージに名前やメッセージを入れられるサービスの対象商品で、リフィルの用意もあるため、限定パッケージを繰り返し使用できる。2色をそろえる“ディオールスキン フォーエヴァー クッション”は、24時間持続する美しい仕上がりと保湿効果を組み合わせ、肌を1日中心地よく、フレッシュな状態に保つ。SPF35/PA+++で紫外線A波、B波から肌を守る。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:全4種、各9460円
ディオールスキン フォーエヴァー グロウ クッション〈ミッツァ エディション〉
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“ディオールスキン フォーエヴァー グロウ クッション”も、2色のカラーをそろえて登場した。同品は1日中クリアで明るく、うるおいをまとった肌を演出する。“ディオールスキン フォーエヴァー クッション”より艶感のある仕上がりが特徴だ。普段から愛用しているという人は、この機会にレオパード柄のパッケージを手に入れてみては。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:全4種、各9460円
ディオールスキン フォーエヴァー クッション パウダー 〈ミッツァ エディション〉
“ディオールスキン フォーエヴァー クッション パウダー”も、限定パッケージをまとって登場した。同品はメイクアップをしっかりと仕上げ、粉っぽさや厚塗り感を与えず、自然な透明感を肌にあたえる、非常に細かい粒子のルースパウダー。スキントーンに馴染み、より均一でさらさらとした肌に導く。数量限定のローズは、透明感のあるシェードで肌に輝きを与える。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:8800円
ルージュ ディオール
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“ルージュ ディオール”は、レッド ピオニーとザクロ フラワーなどによる自然由来のリップケアを施しながら、大胆なカラーバリエーションで唇を彩ることができる、アイコニックなリップスティックだ。今シーズンは限定10色が登場した。カラーはスキンカラーにマッチするヌーディーなベージュやローズから、唇を鮮烈に印象付けるフューシャピンクやバーガンディーまでを豊富にそろえる。質感は軽やかなサテンやベルベットをメインにラインアップした。また、ミッツァ コレクション“ルージュ ディオール”を購入した人には、1本につき限定のリップケースを1つプレゼントする。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:全10色、各5500円
ディオール アディクト リップ グロウ
“ディオール アディクト リップ グロウ”は、メゾンとして初めて97%もの自然由来成分を配合したナチュラル ティント リップ バーム。6時間持続する艶と1日中続くうるおいをかなえ、一人ひとりに合わせた血色感で唇を彩る。リップバームとしても、リップベースとしても活躍する一品だ。今シーズンは、自然な桜色に変色してリップに溶け込む、繊細なパーリー カラーをラインアップする。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:4400円
メゾン クリスチャン ディオール トラベル スプレー
フレグランスコレクション「メゾン クリスチャン ディオール」からも新作をラインアップする。用意したのは、甘酸っぱいレッドベリーが弾けるような“ルージュ トラファルガー”とジャスミンのフルーティな香りが満ち溢れる“ジャスミン デ ザンシュ”、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が愛したグレーカラー“ディオール グレー”を再解釈して香りに落とし込んだ“グリディオール”の3種類だ。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:1万7050円
ミッツァ スカーフ
さらに、本コレクションではメゾンの象徴的なレオパード柄をまとった“ミッツァ スカーフ”も登場した。シルクツイルで仕立てたスカーフは、両端を斜めにカットした細長のシルエット。手首や首元、髪などに結んで、コーディネートをモダンに彩りながら、フレグランスを楽しむという新たな提案をする。裏面には「CHIRISTIAN DIOR」のシグネチャー入りジャカートバンドをあしらった。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:2万9150円
マスカラ ディオールショウ アイコニック オーバーカール
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定番のマスカラ“マスカラ ディオールショウ アイコニック オーバーカール”は、24時間持続するカールとボリュームをかなえる。ひと塗りでまつ毛を際立たせ、セパレートされたカールを保つ。また、ラッシュケア効果とお湯で落とせるリンサブル処方をそなえている。そんな本品から、限定カラーの“664 ブリック”が登場した。鮮やかにまつ毛を彩るカラーは、メイクアップのポイントとしても活躍する。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:4950円
ディオール ヴェルニ
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ネイルカラーの“ディオール ヴェルニ”は、フラワーエキスの配合によってネイルケア効果も実現した、「ディオール」初のネイルラッカー。ジェルネイルを思わせる艶感とクチュールカラーを長持ちさせる。今回ラインアップする新色は、華やかなピオニーピンクの“658 ピンク レオパード”と輝くラメを含むバーガンディー ローズの“857 レパデス”、さらにミルキーでシマーな仕上がりのゴールデンホワイトカラーのトップコート“001 パール”の3種類だ。
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【2023年春コスメ】「ディオール」がレオパード柄の限定コレクション発売 伝説のミューズ・ミッツァにオマージュ
発売日:2023年1月1日
価格:3520円
「ディオール」とは
「ディオール」は、1946年にクリスチャン・ディオール(Cristian Dior)がクチュールメゾンとして創設したブランド。ディオールは創設の12年後に逝去するが、これまでになかった斬新なシルエットを次々と提案し、フランスを代表するオートクチュールデザイナーとなった。現在はオートクチュールやプレタポルテ、バッグや革製品、化粧品、宝飾品などを幅広く取り扱う。「ディオール メゾン(DIOR MAISON)」ではホームラインを取り扱っている。
「ディオール」の歴史
「ディオール」は、46年にクリスチャン・ディオールによってクチュールメゾンとして生まれた。ディオールは1905年、フランス生まれ。両親が実業家だったことから、豊かな家庭で育った。両親の希望で外交官を目指してパリ政治学院で学ぶも、少年時代からアートに関心を寄せていたディオールは、共同経営者とともに画廊を開設する。画廊では定期的に独自のアイデアで展覧会を開き、当時まだ無名だったパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やサルバドール・ダリ(Salvador Dalí)ジョルジュ・ブラック(Georges Braque)などの作品を扱い好評を博す。同時に、芸術家らとも交流を深めていった。しかしその後、世界恐慌により画廊は閉鎖に追い込まれ、経済的に困窮したディオールは友人であるファッションデザイナーのジャン・オゼンヌ(Jean Ozenne)のもとに居候することになる。ジャン・オゼンヌがデザイン画を売っていた影響で、ディオールもプローポーションや遠近法の勉強を始めると才能を発揮する。その後、ローベール・ピゲ(Robert Piguet)やリュシアン・ルロン(Lucien Lelong)らのアシスタントとなり、腕を磨く。当時、ピエール・バルマン(Pierre Balmain)やユベール・ド・ジバンシィ(Hubert de Givenchy)も共に働いていたという。
のちに42歳で独立し、47年「クリスチャン・ディオール」がデビューする。2月12日、デイオールは、モンテーニュ通り30番地のサロンで記者たちを前にデビューコレクションを披露する。そこで、絞ったウエストや広がるフレアスカートなどを取り入れた、女性の優美な魅力を引き立たせるスタイルを発表した。その新鮮なシルエットは “ニュールック”としてアメリカで知られるようになり、当時発表された“バー ジャケット”は、今もメゾンの象徴として受け継がれている。その後も、類稀なるデッサン力で多くのシルエットを提案した。また、ビューティアイテムにおいては、47年に「パルファン・クリスチャン・ディオール」を創設し、初のフレグランス“ミス ディオール”を作り上げている。54年には、現在も親しまれているリップスティック“ルージュ ディオール”を発売した。
57年にディオールが急逝すると、当時アシスタントとして勤務していた21歳のイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)がアートディレクターに就任する。その後、約30年もの間メゾンでデザイナーを務め「スリム・ルック」を手掛けたマルク・ボアン(Marc Bohan)やジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)、「ジバンシィ(GIVENCHY)」のデザイナーだったジョン・ガリアーノ(John Galliano)、ラフ・シモンズ(Raf Simons)らがメゾンの歴史に名を刻む。2016年には、初の女性アートディレクターに「バレンティノ(VALENTINO)」を手掛けたマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が就任。メンズウエアにおいては、18年からキム・ジョーンズ(Kim Jones)がアートディレクションを担っている
「ディオール」の特徴や魅力
「ディオール」はファッション以外にもさまざまなアイテムを取り揃えている。ビューティラインは54年“ルージュ ディオール”の発売を皮切りにスタートし、約70年もの間、新たな価値を生み出してきた。ビジュアルだけでなく品質も高く評価されており、シーズンごとにリリースする限定アイテムも、数あるブランドの中でも特に注目度が高い。スキンケアは最先端技術を取り入れたプレステージをラインアップしている。メイクアップは特に名品ぞろいで、ベストセラーとして知られるのは“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”やアイシャドウパレットの“サンク クルール クチュール”リップスティックの“ルージュ ディオール”など。ブランドの大きな柱の一つであるフレグランスも、“ミス ディオール”や“ジャドール”など名香がそろっている。
まとめ
「ディオール」は今シーズン、メゾンを象徴するレオパード柄を取り入れたコレクションをラインアップする。ラインアップする華やかなピンクカラーは、ポイントとして取り入れるだけで、普段のメイクを春らしく彩ってくれそうだ。アイテムは現在、各店舗で発売中。数量限定のため、お目当ての商品が見つかった方はオンラインや店頭を早めにチェックするのがよいだろう。